幼稚園の庭で、春一番に芽を出して優しい黄緑の葉っぱを広げ始めるカリンは、その次に小さな薄いピンクの小さな花を咲かせ始めます。
暑い夏を越えて、薄い緑の実が黄色くなり始めるころ、今年の幼稚園の庭のカリンの実は、40個を超えていました。
それが、朝に2~3個ずつ落ちているのが見つかって、20ℓくらいのバケツに一杯になる頃に、カリンシロップ作りが始まります。
固い固いカリンは、最初に2つに割るのに、包丁を入れるのが大変です。2つに割った後は、7~8mmの厚さに切って、約1kgに対し、600gの国産きび砂糖に漬け込みます。2週間くらいで、水分(シロップ)が抽出される頃に、抽出されたカリンを、ガーゼを使って、シロップを越しながら、ペットボトルに移します。約2.5kg分で、2ℓのペットボトルが、いっぱいになります。
今年は、そうして抽出の終わったカリンを、細かく砕き、およそ2回の「茹でこぼし」(アク、渋み、ぬめりなどを取り除くために、材料を茹で、茹で汁を捨てること)をして、国産きび砂糖で煮込み、ジャムにしてみました。
それが、比較的好評で、どんどん「カリンジャム」を作っています。
原料になるカリンは、幼稚園の庭の分だけでなく、届けていただいたり、ご近所のお宅の分を「交渉」して譲っていただいたり、西宮市の公園のカリンをいただいたりしています。
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