2009年が明けました。1月8日から3学期がスタート、短縮なんて日々はありません。翌9日から早速おべんとうです。8日の最初の日も盛りだくさんの時間となりました。朝一番は恒例の大太鼓の登場、この大太鼓は運動会とこのお正月明けとの2回お目見えします。そしてお正月明けのこの機会には年長さんも2本のバチを持って連打に挑みます。年長になって約1年、3学期の最初の日、家庭の都合で休もうかなとおかあさんが言ったら「たいこたたくねんからいかなあかん」と子どもが主張したとか。公同ではあまり事前通告はしません。でもしっかりと今までの生活から、今度は自分たちの番だと認識し、そしてやる気十分になっているのです。運動会のリレーでもそうですが、おとなは何も言わないのに、年長だ!さあやるぞ!という勢いです。公同では、年長だから年長だけということがいくつかあります。どんなことも何でも体験すればいいというものでもありません。リレーを70~80メートルこけないで完走するのはやはり心身ともに育っているから。太鼓のバチを持って交互にしっかりあの側面を打つことができるのは5歳から6歳の育ちをしている年長だからです。そしてそのことをしっかり実証してくれて、見事に太鼓の連打をしていた年長さんでした。この日は特別お客様が。横浜マリノスの32番古部健太くんは公同の卒園です。昨春選手契約をして横浜へ旅立っていったのですが、休暇で実家に戻っている、幼稚園に顔を出したいときてくれました。さあ、次々繰り出されるプロの技に子どもたちは全身釘付けです。ボールは彼の背中、頭にのった瞬間にそこに吸いつくようにピタッと静止するのです。こういうふうに折々に顔を見せてくれる卒園児の姿にいつも心を和まされ励まされ楽しませてもらっています。顔を出してくれたり、いろいろ手伝いにきてくれたり、一緒にキャンプに行く機会に恵まれたり、そういう巣立っていった子どもたちとの種々の再会が豊かにあるのがとても自慢なのが公同幼稚園なのです。
丑年はわたしにとっても節目の1年、子どもたちと今年も豊かな日々となるように楽しく過ごしていきたいと願っています。
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