6月に入りました。子どもたちと毎日過ごしていると一日一日が早く、2009年ももう半分が終わろうとしているのだと驚かされる思いです。5月は思いがけずに休園措置を取らなくてはいけないことになり、慌ただしく過ごすことになりました。そんな「中抜け」が口惜しかった5月でしたが、いちご畑をはじめ緑の中でとても素敵な時間をいっぱいに過ごしました。そのいちご、多い時ではざるに数杯はあったいちご、毎日たっぷり味わったのです。幼いこの春入園した仲間を手をそっと取っていちごの畑に連れていってくれたのは年長さん。頼もしいリードに感謝の先生たちでした。取りたてて異年齢交流などと銘打ってはいませんがさりげなく日常に交わっているところが見られるのが公同です。いちご畑にいつのまにか仲間入りしてその栄養分もいただいて大きくなっているのはひまわり。昨年の種が地に落ちて芽を出してそれはそれはたくましく育っています。移植したりして人間の手を加えたものより、とにかく落ちた場所がいちご畑のど真ん中だろうが所構わずに自己主張しているそれらはまあ太くてがっしりした茎で葉っぱも並の厚さや大きさではありません。いじらないこと、人間の育ちと一緒ですね。畑にはじゃがいもに玉ねぎ、あと夏野菜も育っています。季節がめぐれば花が咲く、そんなふうになればいいねと宿根草を植えこんだり花畑もイメージしているお手伝いをしてくださっているおかあさんたちです。散歩に出るとお店の庇のところにつばめの巣が見えます。外敵から守るために人通りの多い所を選んでの巣作り、鳥の知恵でしょうか。つばめをみる子どもたち、それを温かく見守ってくださるおとなのまなざし、たくさんの世界とのつながりを感じる毎日です。
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