暴力的にも感じるほどの暑さだった8月から9月の日々。30度を毎日超えていた日々を忘れてしまうほど、10度以上も差がある日も。9月からホームページのトップの「今週だより」を「今日~」に変更ということになり、ほぼ毎日書いて更新してもらっています。この欄と違って上書きになるようで昨日のはもう読むことができないのだそうです。週末など一日二日抜けることもありますが、1ヶ月をまとめて読みなおしてみるといやあ豊かな毎日だなとわれながら感心。しかも生活の中のほんの一部の紹介でしかありません。いもほりなどの場合は全員が畑でいもほりをしたとか、みんなで集まって楽しんだ時間などの紹介ではその日の主なる活動がわかりますが、クラスごとにいろいろあったり、個別にはもっともっといろいろなことが一日の中で起こっているのですから短い枠にはもちろんおさまりきるものではありません。でも新たな幼稚園の日記ができていっているなと感激、週5日制くらいですが何とか続けていきたいと願っています。
10月は来年度の入園受け付け、2011年4月からまた新しい仲間を迎えて新たな一歩が踏み出されていきます。6日にはプレのクラスが初集まりをしました。収穫したさつまいもでの、いもごはんをみんなで「いただきます!」。塩味も抜群、大人気のお昼でした。入園希望の中の半数ほどが週2回出席するこのクラスですが、今まで一番幼かったクラスの子どもたちが急に大きく見えるような気がする、そして子どもとの出会いの原点に戻る時期です。こんな問題があるから集団生活はどうだろうかというような相談があったりしますが、どんな問題にせよ出会ってみなければわかりません。「今まで体験のないことで~」と他園で断られた話も聞きますが、どんなことも何でも最初は「はじめて」なのです。そういうわけで「骨惜しみせずに新しい出会いを大事に」してきました。
秋、ほんとにいい季節です。畑の彼岸花はまだ全開ではなく、でも最初に咲き始めたところは枯れてきました。畑にある彼岸花の3割くらいからの開花にはじまり5割になり、そしてほとんどと言いたいところですがまだ蕾が残っています。畑に行くには津門川沿いをまず北に、そして門戸厄神と甲東園の中間地点まで東に向かって畑に到着、園から10分くらいです。春4月に仲間入りした子どもたち、年長さんに手をひかれたりしながら当初はでかけていたこの場所も「へっちゃら!」で往復。ちょっと畑までの気分になっています。10月から新たに加わった広場行き、これは11月3日に借り切って運動会をする能登運動場のこと。ここを知っている子どもたちは「あっうんどうかいのところだ!」。昨年のその時間は楽しい時間だったのですね。思いっきり走り回ります。跳んで回ります。広くて広くて~の場所ですが、当日は多いところは園児ひとりに7~8人くらいお見えになり、その広場がちょうどよい広さになるのです。いつも前日にトラックを白線でひくのですが、大きい!と思ったそれが当日には小さくさえ感じられる、たくさんの方々が集まってくださって見守ってくださって、ご自分たちも楽しんでくださって、そんな一日です。去る7月に台湾への転勤で一家で赴かれたTさん、転勤が決まった時におとうさんは開口一番「年長が走るの見たかったなあ」。一歩一歩を積み上げてきた子どもたち、成長を感じるのがこのリレー、年長には子どもがいなくても涙なしには見られないリレー、いろいろな思いが交錯します。「骨惜しみしない」先生たちに「全面協力する」保護者の方々、いっぱいの温かい見守りがあったからこそ存分に日々を生きてきた子どもたち、今年も天気で元気で1ケ月先のその日を迎えられますように。
[バックナンバーを表示する]