春って聞くとどんな気持ちがしますか?ドキドキ…?ワクワク…?ルンルン…?なんだか楽しくなる感じ?それとも…“新しい何か”が始まる事へ緊張しちゃう?別れもあったりしてさみしくなってしまったり…??いろいろあると思います。前者ももちろんだけど後者も。私にとってのこの春はいつもの春よりも嬉しい事の方が多かった♪そんな春だったように思います。
たくさんの出会い、再会の多かった今年の春でした。春休みの間ちょっと静かな幼稚園。そこでひびいたのは久しぶりにやってきた卒園児の子どもたちの声、この春高校生になりますという子どもたちが入れかわりたちかわり訪れてくれました。関東へと引っ越した子が帰ってきてそれをきっかけに集まる仲間がいたり、久しぶりに会うはずなのにそれを感じさせないその子たちのやりとりがただただすごくて、うらやましくも感じたり、会いたいと思える仲間がいて、離れていてもつながり続けていられることの素晴らしさを目の当たりにしたり~でした。大きくなっても変わらないその子たちが目の前にいることがただただうれしい、そんなひと時でした。新たなスタートをきる彼ら、そしてこの春小学1年生になる元年長の子どもたち、そしてここで新しい毎日をすごそうとしているみんなのこれからの毎日が光り輝く、何より笑顔あふれる1年であるといいなと願っています。
再会も~ですが、いろんなイベントももりだくさんだった春休み。教会学校の毎年恒例の春の登山。本当ならば六甲山!!のはずですがお天気の都合で甲山登山へ。いつも秋に歩く年長のコースを歩きました。コバノミツバツツジがそれはそれは美しく、咲いているのはもちろん、つぼみがいっぱいにふくらんだその様子には思わずこどもたちも足をとめていました。山の上での元はっぱ・ねっこにわかれてのリレーも本気も本気!!!頂上で全力!!けっこうな距離に高学年の方がバテていました。関学へ降りてきてうどんを食べる!!なんていうのもうれしい今年の春の登山でした。そしてパン焼きの日もあり、自分たちでこねたパンを焼き立てを持って帰り、アルトスの方々が作って焼いて下さったピザも味わった一日も。そして4月1日~2日にかけて小学5年生以上の子どもたちと出かけた淡路島平安荘への一泊二日のワークキャンプ。春の淡路島へ行かれたことのあるご家庭はありますか?春だからこそ行ってほしい!!!そう強く思ったのが今年の春でした。淡路島に入ってすぐに目にとびこんできたのが山桜です。それも今年は暖かくなるのが早かったせいで山桜も満開でした。去年訪れた時とは比べものにならないぐらいの山桜たち。咲いているところはモヤがかかったように白くふんわりしていて、それが山のいたるところに~です。思わず声が出てしまう。声をあげずにはいられないほどの光景はなんともいえず素敵でした。走る車の中で園長先生が問題を出されました。どうしてこんなにもたくさんの山桜が淡路島にはあるのだろう…?と。3択でした。①淡路島の人が植えたから ②鳥が植えたから ③もともと多かったから …さて答えはどれだと思いますか?答えは②だろうということ。山桜の実を鳥が食べてその種が落ちて芽を出し、そして長い年月の間に木が育ったということなのですが…生命の営みってすごいですね。誰かが植えたところから始まったのだろうけれど、そうやって命がめぐっていくのだから、必ず新しい命がうまれ、全てじゃなくてもいくつかが大きくなって、今、私たちの目の前で美しく精一杯生きていて~です。園庭のけやきもあっという間にその葉を大きくさせました。小さな小さな葉っぱの時はみどりではなく赤茶色だったのにすっかり新緑です。いちょうの葉っぱも小さくてもすでにいちょうの葉っぱの形をしています。もう“いちょう”なのです。そんな存在に気づくとそれがすべてが愛しく感じます。力強い生命の力に心がおどってふるえます。私たちのまわりにある園長先生がおっしゃられる“他者”。どんな小さなそれらも見逃さず気づいて、共に生きている喜びをみんなで感じていけたらいいですね。淡路島では野草の天ぷら(つくし、よもぎ、のびるなど)を味わったりもします。この時期ならではです。少し大きくなった子どもたちとの時間が今年も守られましたことにも感謝です。
春休みの間にも日曜日の教会学校は行われ、イースターをみんなで楽しんだり、新しくできたゆっくり音頭も歌っておどって楽しんだり~です♪♪日曜日ごとにそうやって来てくれる子どもたちとの時間、一緒に礼拝をまもって、祈りをあわせ、遊ぶひと時も、今年もいっぱいに楽しみたいですね。幼稚園もいろいろ変わりました。3月末とはちがうそのいろいろ、みんなはどれだけ気づくのでしょうか。新しいいいにおいもしています。そっとなでてみたくもなります。たまにはそこでゴロンとしてみてもいいかもしれません。私も日曜日、ちょっとゴロンとしてみました♪
いろんなうれしいことの多かったこの春。何よりいちばん嬉しいのは、こうしてまたここで1年が始められることです。たくさんの子どもたちと、そして大人たちと、私たちのまわりのいろんな全てのこととまた、ここから。またどうぞよろしくおねがいします。
[バックナンバーを表示する]