幼稚園が夏休みにはいると、園庭にはせみの声だけが賑やかに響いていました。地面のいたるところにポコポコ穴が開き、その下で長い時間を過ごしていたんだなぁ~と思わず、じーっと見たりもしました。時々、小さな訪問者、幼稚園の子どもたちがひょこっと遊びに来てくれると園庭もなんだかさらに暑くなる感じ、幼稚園全体がはずむようなそんな感じです。在園の子どもたちだけじゃなく、卒園した子、転勤などで少し離れたところへ引越ししていった子どもたちが懐かしい顔を見せに来てくれたり、いくつかのご家庭で集まって同窓会のようになっていたりするのも、夏休みならでは~です。久しぶりの幼稚園に園庭を思い切り走り回ったり、冒険小屋や登り棒に登ってみたり、なかなか帰る事ができない様子。しばらくここに来ていなくても、しばらく会っていなくても、そんな時間は関係ないように、ここにいた頃のように遊べてしまうなんて、いい関係がずっとずっと繋がって続いていることが伝わってきて嬉しくなるひと時でした。
約1ヶ月の休みでしたが、20日からは夏期保育が始まりました。伊丹へビートジャックのコンサートに幼稚園・教会学校の子どもたちが一緒に出かけたり、年長組みはパディントンベア展へ行ったりと、久しぶりのみんなとのおでかけ、そしてそこでの時間をいっぱいに楽しみました。何といっても久しぶりの幼稚園でのプール。日に焼けて少し大きくなったみんなで前よりダイナミックに水遊びを楽しみました。夏期保育の最終日には親子で集まるひと時ももたれ、わらべうたでも遊びました。そんな夏期保育の間中、暑い時に幼稚園の梅干いりのおにぎりだったり、さっぱりの素麺だったり、毎日毎日、いろんなメニューのおやつを子どもたちに準備してくださったのはお母さんぐま の方々です。台所に顔のぞかせる子どもたちの顔もとってもいい顔をしていました。
年長組みは29日には淡路島へ。子どもたちはバスで、そして荷物とカヌーはトラックに積んででかけました。出かける前に順子先生によんでいただいた絵本で更に海、そしてカヌーへの期待が膨らんだ子どもたち、園舎裏にあるずっと置いてあるカヌー、『あれ、いつのるの?もうすぐだよね♪』なんて気にしている子、当日、明石海峡大橋を渡ると、『カヌーにのれまーす!!』と叫ぶ子もいました。淡路島の大浜海岸でのカヌー、そして平安荘キャンプ場で虫と出会ったり、竹をサンドペーパーで磨いてのおはしづくり、そしてそのお箸で食べる”えんちょうらーめん”スペシャルだらけの大冒険をした子どもたちでした。
夏休みの間は、教会学校でもいろんなプログラムが行われました。後川、沖縄でのキャンプもですが、アルトスの方々と一緒にパン焼きをしたり、六甲山YMCAや、幼稚園での勉強塾の時間もあり、いろんな子どもたちと、たくさんの時間が与えられました。大人と子どもが共に過ごし、色んな時間を、そしてすぐそばにある自然をいっぱいに感じることができたこの夏。津門川沿いのひまわりたちは大きな花を咲かせ、その時期を終え、種となって重そうに首をもたげています。まだまだ暑さは続きそうですが、夏も終わろうとしています。と、園長先生がおっしゃられました。この夏も子どもたちの為に・・・とたくさんの方々が協力してくださったからこそ与えられた全ての時間、そのひとつひとつに感謝します。
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