毎日、クリスマスまでの毎日を楽しんでいた12月。
振り返れば、初めて公同で過ごす春。緊張などがあったものの、畑のいちごのおいしさにとても感動したことを思い出します。
ぽっぽさんと一緒に様々なものに出逢い、経験して、その出逢いがまた明日へと繋がっていく。その中にはたくさんの方々の協力や見守りがあるからこそ子どもたち大人たちが全力で楽しみ、笑顔溢れる毎日を過ごすことができていると思います。そんな毎日があること心から感謝いたします。
今では、もう年も越して、2014年に突入し、少し長いお休みを終え、幼稚園では3学期がスタートしています。
本当に1年は早いですね。幼稚園の3学期のスタートは、やっぱり和太鼓。この日はあいにくの雨で、「雨だけど太鼓ある?」と心配をしていたしていた年長さんの姿もありましたドン ドン ドーーン!!!と園長先生、順子先生の和太鼓の迫力ある、力強い音が園庭に響き渡りました。その姿を見て、「はやくしたいな。」とうずうずしていた年長さん。「がんばるぞー!」と気合を入れてたたいている1人1人の年長さんの姿にとても胸が熱くなりました。そんな姿を見て憧れを抱いているのは、さんぽ、らった、ぽっぽさん。実際には叩かないけれど、年長さんが叩いている姿を見て、しっかり腕を動かしている姿や「ほら、上手に叩けるよ!だから叩く!」といっていたぽっぽさんのかわいらしい姿も見られました。太鼓を叩く子どもの頼もしい姿、そしてその周りで応援している姿など、どの姿もとてもキラキラと輝いており、とても素敵な時間を過ごすことができました。
3学期が始まって、とても厳しい寒さが続いています。Mt.KODOの土がカチカチに固まっており、よく見ると霜柱が立っているときもあります。畑にできていたかぶを皆で「うんとこしょ、どっこいしょ!」と抜いて楽しんだり、春にたくさん味わったいちご。畑=いちごばたけと思っていたぽっぽさんもいました。そんないちごができるのをとても楽しみに、見守っていたり。小さな白い花のつぼみや、緑色のいちごの赤ちゃんを見つけて嬉しそうに教えてくれます。
ぽっぽぐみでは、以前、「いちごばたけのちいさなおばあさん わたりむつこ(作)」の絵本を楽しみました。それ以来、畑にいくと「ちいさなおばあさんいるかなあ」と探したり、「おじいさんもいるよ」といってる子どももいたり、毎日が絵本とつながり、その絵本を通して子ども達の世界がどんどん広がっていきます。
また、3学期に入り、寒さが厳しくなっているからこそ、散歩のときや、園庭で遊んでいるときは太陽の日差しがとても気持ちいいなと感じることができます。みんなで集まって歌って、踊って、笑いあっていると、いつの間にか体も心もポカポカに温まっています。そんな時間が私は大好きです。
今年も、この時期がやってきました。激しく揺れたあの地震から、19年目に入りました。私は、同時2歳だったのであまり記憶に残っていませんが、大きくなるにつれてたくさんのことを学ぶことができました。そして今、公同に出会い、今を生きる子どもたちと一緒に笑顔で過ごせていることに感謝します。当たり前の毎日が一瞬にして、当たり前ではなくなってしまうこと、できるならば、起こってほしくない災害で人は、そんなことに改めて気付かされます。だからこそ、そのことを忘れてはいけない、今、この一瞬一瞬を大切にしていこうと強く思います。
子ども達の命を追悼する大地震子ども追悼コンサートが18日に行われました。たくさんの方々をお迎えして、すてきな音楽のひとときを過ごさせていただきました。今を生かされていることを改めて感じることができたそんな時間となりました。19年前の辛くて悲しい過去は、消えてしまうことは決してないけれど、これから待っている未来が、歌声で人に勇気を与えられたり、人と人が繋がり、笑顔溢れる未来になっていくことを心から願っています。
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