♪うみだよかわだよあおいなみずはふーねーこげばさかなもおどる~
今年の夏、気がつくと家でも口ずさんでいたこのわらべうた。海!川!水!そんな自然の恵みを体いっぱい、心いっぱい子どもたちと感じた夏休みでした。まずは後川キャンプで子どもたちが楽しんでいた川。手で川の水を触っただけでもわかるその冷たさで、子どもたちはとても気持ちよさそうでした。菅井啓之先生と散策したときは、1人1つ袋を持って心ひかれたものを袋に入れる、まるで宝探しのような時間。川を訪れると、「1つこれだ!という石を探してごらん」という菅井先生の合図で無我夢中、子どもだけでなくもちろん大人も!「おお!!」と菅井先生の声が響くとなになに!?と大慌てで集まっていた子どもたち。1人がチャートを見つけると「これは?」とチャート探しが始まったり。たくさんの水滴の粒がついて光る宝石のようなきれいなはっぱを見つけていたり。子どもたちの袋の中にはそれぞれ違う自然の“宝物”がいっぱい。川に隠れている面白い!をたくさん発見できた散策でした。散策の途中、森の働きのことを「自然のクーラー」とおっしゃっていた菅井先生。そのあと、暑いねという会話の時に女の子が「風のクーラーで冷やすから大丈夫!」といっていたりと、子どもたちの心の中で続いているわくわくを感じました。
そして沖縄キャンプで出会った海!沖縄に到着してすぐに見た海に大喜びしていると「海はどこにでもあるよ」と沖縄の子どもが笑っていました。入るときはもちろん沖縄の子どもたちも大喜び、そんな交流もうれしかったです。海に入ると私たちを出迎えてくれたのは小さな魚たち。透き通る海の水と色鮮やかな青色の魚たちに心が躍りました。
幼稚園では夏休み前から始まっていたプール。はじめてプールパンツを持ってきた日からいつ入るのかな?とわくわくした表情、そして今日プールはいる?といたるところで聞いていたり。子どもたちが大好きなプールの時間は、21日から始まった夏期保育でも。朝登園するときに大切そうにプールパンツを持ってくる子どもたちがかわいかったです。そんな幼稚園の子どもたちの生活とともにある津門川。春には年長さんのこいのぼりが泳ぎ、夏には笹飾りやヒマワリの花が彩る。公同幼稚園の子どもたちは散歩中にヒマワリと背比べを。夏休みもヒマワリを見ながら背比べのことを思いだしていると、ヒマワリをじっと見つめて笑っているご夫婦や、「次はどこにお花が咲くかな?」という様子で会話を楽しんでいる親子、もちろん背比べも!という地域の方々との出会いもあり、ヒマワリ、そして津門川でつながっている同じ思いや喜びを嬉しく感じました。
同じ“みず”だけれど、海・川・プール、場所によって感動が違う“みず”。秋が近づいていますが、もうしばらく「♪うみだよかわだよ~」と思わず歌いたくなる、そんな日々が続きそうです。夏ももう少し楽しみたい、もちろん秋の恵みも待ち遠しい、いろんな出会いを子どもたちと楽しみたいと思います。
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