♪ねんにいちどのもちつきは ぺったんこ ぺったんこ~
おもちのわらべうたがたくさん園舎に響いた1月。年に一度の幼稚園でのもちつき大会と私が出会ったのは3年前。今の年長さんがぽっぽさんの頃「きなこ~!!」と、口の周りにきなこをたくさんつけて嬉しそうに食べていました。そんな子どもたちが今年はおもちをつく!ただただかわいかったぽっぽさんの頃の表情に、たくましさが加わった年長さんのかっこいい姿を見ながら、来年は僕たち私たち!ときっと思っていたであろうさんぽらったさん。まだ???で、3年前の年長さんと同じようにただただかわいい、口の周りにきなこをつけて嬉しそうにおもちを味わっていたぽっぽさん。そんなもちつき大会の前には、ピコピコ風船のきねで順子先生がおもちつきのつき手を!かえし手はもちろん子どもたち!なんとおもち役も子どもたち!笑い声が絶えることのないみんなでの集まりでは寒さも吹き飛んでしまいます!そんな日々の中で、毎年受け継がれていく思いと子どもたちの姿、そしてわらべうたがあふれる幼稚園での毎日です。
♪たこたこあがれ てんまであがれ~
この歌も!この歌とともに!がもうひとつの冬ならでは~。たこあげも子どもたちが何日も前から楽しみにしていました。たこを描くときからワクワク!早く持って帰りたくてうずうず。子どもたちひとりひとりの思いがたくさん詰まった絵とともに空高く舞い上がりましたね。よく揚がるビニール凧ですが、ビニールの大きさの比率や凧の足、そして竹ひごのバランスが大切なのだそうです!たこあげ大会でビニール凧と一緒に同じ空で風にのっていた“彦一凧”の作り方を園長先生に教えていただきました。自分で作って揚がった時の喜び!より一層大きい。本当にそうだと子どもたちと同じ思いで楽しんだたこあげ大会でした。走らずに揚げるのは少し難しい凧…。あの日、風はあまりなくて~でしたが、とても高く何メートルくらい上がっているのかな?と思うほどでした。園長先生や竹花先生、加藤先生の凧が高くて、その凧を追うことを楽しんでいる子どもたちもたくさん!みんなの思いはひとつ、そしてみんなが同じ空を見上げる、そんな豊かなひとときでした。「空より高く」や「きみのそら」の歌を歌いたくなる一日でした。
たこあげ大会の数日後の出来事。「ねぇ、お鍋おいしかったよ!」とぽっぽさんの女の子。「昨日の夜ごはんお鍋だったの?」と聞くと、「違うよ!たこあげの時の!」と教えてくれました。「園長先生に教えてあげたらきっと喜ぶね」と言うと、「えーーー!!園長先生が作ったの?」とびっくりしていました。その女の子にとってのたこあげ大会の思い出=おいしい公同なべ♪寒い日々が続いていますが、きっと子どもたちの心では日に日にあたたかな思い出が増えていっていることでしょう。北風もいいけれど、そろそろサヨナラして、春の風を迎える準備を~そんな出会いもたくさんあるこの頃です。
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