♪夏といえば やっぱりあれだよね こえをあわせて 言ってみよう~
1学期の終わりに歌うと、でてくるでてくる!子どもたちにとっての“ 夏 ”
きっと夏休みの間に家族で過ごす日々の中でも、心の宝箱にいっぱい夏の思い出を詰め込んで、次に歌う時にはそんなお話も聞くことができるのかなと楽しみにしています。
7月のはじめに鳴き始めて、嬉しくて嬉しくて木の上をずっと眺めるほどだった日々から、暑さが増すにつれて「ちょっとうるさいなぁ…」と子どもたちに言われてしまうこともあったセミ。鳴き声はすごいけれど、やはりその姿を見つけると嬉しい子どもたち。セミの抜け殻は幼稚園の中で探すのは至難か!となるほどあっという間に公同ズボンのポケットの中へ…。生きているセミも、低い場所にとまっているとあっという間につかまっていました。それでも、生きているセ
ミをつかまえるのはなかなか難しく、順番に持っていたり、そうしている間に逃げてしまったり~なんてことも。そんな毎日でした。
ある日、セミを触りたい気持ちもいっぱいだけれど、いっぱい触ったら弱ってしまうからもうやめよう!と自らつかまえたセミを木に逃がしてあげた男の子が1人。その子は手の届く目一杯のところに、背伸びをして逃がしてあげた次の瞬間、ほかのお友達にそのセミがつかまって涙…。それに気づいてすぐにそのお友達もセミをもとの場所に逃がしてあげていましたが、そうすぐには悲しさも涙も止まらなくて…。そんな時、遠くからその様子を見ていたのか、涙がこぼれているからなのかはわかりませんが、「はい!〇〇!ダンゴムシ!」と泣いている男の子に自分が持っていたダンゴムシを渡す同じクラスのお友だちが!そのあとすぐに笑顔になって、走って一緒にダンゴムシを探しに行っていました。
なんだかほのぼのした気持ちになるそんな出来事の一部始終を見せて貰ったり、驚きやら嬉しさの連続だった7月後半のひととき。子どもたちの世界で起こっていること、そして、園庭の中にいるすべての子どもたちが、たとえ違う遊びをしていたとしても、ある一瞬でつながったり~そんな空間の温かさと子どもたちのいろんな形の思いにいつも感動しています。そして、7月末なのに、まだダンゴムシがいたの⁉どこにいたの~!?という驚きも♪ 以前、順子先生のおたよりに、ダンゴムシを探し続けるぽっぽさんについて書かれていましたが、いつまでも探したくなるその気持ちと、そんな気持ちがいつまでも続くような奇跡の出会いが友だち同士のつながりであることを感じました。
子どもたちの会話は面白く、毎日がキラキラ輝いています。笑顔がいっぱい、でも時には涙も。そんな時に思い出すのが、この歌です。
♪しりもち すりきず わらって なみだ~
はじめて聞いた時から大好きなこの歌。はじめの頃は、体のしりもちとすりきずをイメージしていましたが、最近は悲しかったり悔しかったり…そんな心のしりもちやすりきずも、
♪わらってなみだ~、そんな子どもたちの姿を感じます。♪ぽっぽ さんぽ らった ねっこ はっぱ えい! そんな大好きな仲間たちが笑顔の源、そして時には涙を止める傷薬にも~。
夏期保育が始まり、待ちに待った2学期ももうすぐそこまでやってきていますね♪
さて、そんな大好き仲間とともに新たな冒険の幕が開きます!どんな出会いが待っているかな?!どんな出会いも、みんなで楽しむぞー!!
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