突然ですが!公同幼稚園の土曜日は、“いつもとちがう”ところがあります。それは、「お手伝い隊」が一緒に過ごしてくれることです。お手伝い隊とは、幼稚園を卒園した(教会学校に登録している)小学生の子どもたちがお手伝いをしに来てくれることなのですが、幼稚園の子どもたちはそれを楽しみにしています。一緒に遊んでもらえるのがうれしくて、うれしくて仕方がないのです。先月の公同通信には、脱穀について書かれていましたが、そのお米を、ある土曜日にいただきました。すると、お手伝い隊で来てくれていた女の子が「後川のお米ね、お家でも食べてるけどめちゃくちゃおいしいんだよ!」「幼稚園のお米はね、ピカピカしてるの!」と目を輝かせながら話してくれました。年長さんが、後川でお世話になっている田んぼのお米は幼稚園でも販売されていて、卒園してからも“後川”へ思いをはせているのだと感じた出来事でした。
後川では年長さんが!ですが、西宮ではみんなが!いろいろな秋の出会いをしています。公同幼稚園の畑では、ぽっぽ、さんぽ、らった、ねっこ、はっぱ。オレンジ、ピンク、きいろ、しろ、みどりの5色の子どもたちみんなで、さつまいも堀りをしました!
♪いもほりすんなら おやまのふもとの ごんべのはたけが いいだべさ~
と、いう歌があるのですが、
♪いもほりすんなら 線路の隣の 公同幼稚園の畑が いいだべさ~
と、歌いたくなるほどの豊作!今年は215.6kgのサツマイモを収穫しました。畑に植えられた苗は、いつも礼拝堂にお花を届けてくださっているお花屋さんが探してくださったものです。苗を植えた日から、園芸サークルのみなさんをはじめ、たくさんの方々が見守ってくださいました。子どもたちは、畑を訪れると、「おおきくなーれ!」と、サツマイモを味わう日を楽しみにしていました。
そんなたくさんの思いと、力とつながり。
そして、太陽と、水と大地。
いよいよ収穫の日を迎えると、園長先生が“1つにつながったサツマイモ”を見せてくださいました。からまっているツルをほどき、ツルでつながっているサツマイモが、はなれてしまわないように、そーっと、そーっと…。園芸サークルのお母さんに、ツルを一人一本ずつ持っていただいて広げると、サツマイモを中心に、まるで孔雀が大きく羽を広げているような、はじめて見る“サツマイモ”の姿がありました。1本が2~3メートルほどのツルが13本も!サツマイモが大小合わせて10個くらい。今まで、土の中の芋ばかりを見ていましたが、新たな世界に出会った、そんな今年の“みのりのあき”でした!
畑でサツマイモを収穫するとき、たくさんという言葉では表現できないほどのコオロギが姿を見せてくれたのですが…、
♪ちんちろりん ちんちろりん かたさせすそさせさむさがくるぞ ちんちろりん ちんちろりん~
このわらべうたのように、きっとこれから、どんどん色んな虫の声も聞こえてきますね!まだまだ深まる秋を五感で、心いっぱい、体いっぱい味わえますように。
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