毎年4月の後半からゴールデンウィークにかけての少しの間、伏原町の幼稚園の畑では真っ赤なイチゴと出会えます。そのイチゴを子どもたちと摘み、摘みたてをその畑ですぐに食べるのが楽しみのひとつです。今年は、もうみんなと食べることはできないのだろうな…と思っていましたが、幼稚園のお休みが続いている中でも、5月から少人数ずつ、子どもたちと畑でのひとときを過ごせる時間が出来ました。
畑に訪れると、真っ赤なイチゴが姿を見せてくれ、今年も摘みたてほやほやをいただくことが出来ました。イチゴが子どもたちの元気な姿を待っていたかのように、長い間、楽しませていただきました。
ぽっぽ組の子どもたちは、初めて畑のイチゴと出会います。口にするとき、食べても大丈夫かな?と恐る恐る…。ヘタを取るのも難しく、苦戦している姿もありましたが、やっぱり美味しくて、次々にザルに入っているイチゴに手を伸ばし、頬張る姿がとても可愛くて、大地に風に、土に水、そしてみんなで見守らせていただいた事に改めて感謝しました。
2度目に畑を訪れた時には、真っ赤なイチゴを見つけて、摘むのも、ヘタのギリギリまで上手に食べるのも、まぁお手の物!虫が、付いていても手で取ってパクリッ!と、イチゴを食べる子どもたちの姿を見て、成長の早さに驚きました。
園庭では、年長組の子どもたちの植えたミニ田んぼに興味津々。泥土を触ってみたり、小さな小さな水の生き物を見つけたり、水草のトロッとしているのが楽しくて、木の枝でツンツンしてみたり、砂を触るのが楽しくなった子どもたちは「裸足になっていい?」と、裸足になって走ってみたり。友だちが裸足なら~と、続々と裸足になっていく子どもたち。気持ち良い!と、とっても嬉しそうな顔の子どもたちとわずかな時間ですが、会えるひとときを持ち、子どもたちが何かに興味を持ち、そして友だちが何かしている姿を見て自分もやってみたいと、挑戦する子どもたちを見て、仲間としかできない経験や子ども同士にしかない会話や関わりがある事が、とても大切なのだと改めて感じました。
少しずつですが、幼稚園でみんなに会える日が増えています。今しか見られない季節ならではの出会いを子どもたちと一緒に見つけていきたいと思っています。
健康に気をつけて、みんなが元気よく毎日を送れますように。
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