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どろんこと太陽

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2022年12月22日
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今、この原稿を書いているのは12月上旬。“師走”といわれる12月ですが、街を歩いていると、“いつもと同じ”はずなのに、なんだか慌ただしくも感じます。
丹波篠山市後川は、幼稚園の年長組の子どもたちや、夏のキャンプでは教会学校の子どもたちが訪れています。周りを山や川や畑に囲まれている里山です。人や機械が作り出す“音”ではなく、風で木が揺れる音や、鳥のさえずり、虫の鳴き声、沢や川の水が流れる音など、自然の音にあふれていて、心が穏やかに、“
“せわしなく”ではなく、和やかな時間の流れを感じます。

“西宮北口”という街の中でも、西宮公同幼稚園の園庭は、木々が溢れていて、風が吹くと葉っぱが舞い、サワサワと音が聞こえ、鳥がヒマワリの種を食べに来ていたり、小さな虫たちの世界があったりします。(最近は、横から違う音も響き渡っていますが…。)
畑もそのひとつ!秋、サツマイモを掘る季節の、コオロギの大合唱は、まさにすごい!唯一(?)響く機械音は、“阪急電車”が通る音。これは子どもたちにとって嬉しすぎる“機械音”で、阪急電車が通ると、歩いていても走っていても自然と足を止めて釘付けになっている“電車大好き!”な、子どもたちの姿も、たくさん見られます。

冬が深まると、園庭の地面は葉っぱのじゅうたんでいっぱいになり、その葉っぱがカサカサ~と音を鳴らしています。
例年は、ケヤキとサクラの葉っぱ。今年は、サクラの葉っぱのみですが、フレコンバッグに集めています。パン焼き窯の裏に並んでいるフレコンバッグ。時間をかけて腐葉土になり、それを土嚢袋に移して、畑のイチゴの畝づくりの際の“肥やし”になります。土嚢袋に腐葉土を移す作業は、子どもたちもお手伝い♪スコップで集めたり、手ですくったりしていると、必ず出会うのがミミズ!ダンゴムシ!そして、子どもたち曰く「あ!これ、カブトムシのようちゅうやで」の、たぶん何かの甲虫の幼虫。そして、この幼虫は、今年度の畑のサツマイモをかじりつくした犯人…「あ!みつけた!おいも たべた はんにん!」と、畑で (サツマイモ堀りからしばらく経って、畑に残ったサツマイモをかじっている瞬間を目撃した時))叫ぶと、「おこったら かわいそうやで、このこもたべたいねんから。おこらんといて あげてよ」と話す年長さん。もう少し前に、“サツマイモを食べる動物”について、動物園に行った後、ぽっぽさんぽらったさんと話題になり、畑に行ったときには「ちょっと おいといてあげる?どうぶつ たべたいかもよ」と、ぽっぽさんぽらったさんが言っていたり。“植物も、虫も、動物も大切な仲間”そんな西宮公同幼稚園の毎日です。 
腐葉土から話がそれましたが…、“落ち葉”を腐葉土にするための大きな働きをしてくれているのも小さな生き物たち。“サツマイモを食べた犯人”と、私が言ってしまって、年長さんに教わったあの“カブトムシの幼虫”と子どもたちから呼ばれている生きものも、そのひとつなのです。

 “いのち”といえば、“木”も、すごいなぁと思う毎日。サクラの木一本を、見つめても春夏秋冬、四季いろんな姿があって面白い。けれど、それを書き始めると止まらなくなるので、今回はやめておきます。笑。
園庭にある木々の中、丸太の状態で最近まであったメタセコイア。この丸太はもともと高松公園のシンボルのクリスマスツリーにもなっていた木だそうです。
数年前の台風で傾いてしまったその木を、伐採することになってしまったものを、園長先生が、「それならば、一部でもいいから、幼稚園で預かります」と、いただいたものです。その丸太は、それからずっと同じ場所に置いてあったのですが、吉岡正敏さんが輪切りにしてくださいました。それを見つけた瞬間、ぴょんぴょん飛び跳ねて遊んでいた子どもたち。そのまま、パン焼き窯の横には置いておけないということで、急遽、トラックで13個の切り株を畑に運んでいただき、約10メートルほどの距離の切り株ジャンプ!ができたのでした。毎回、畑に着くとすぐに長蛇の列が~の、畑の新たな名物です。

12月4日(日)の聖日礼拝の菅澤先生の説教の中でも、フレコンバッグと、メタセコイアのお話がありました。葉っぱ1枚・木1本・虫・動物・ひと…、“おなじいのち”のお話でした。落ち葉が腐葉土になるように、メタセコイアの木が、みんなからは嫌われているけれど“シロアリ”のいのちをつないだり、時間が経つと、その木も土に少しずつ返っていったり。『すべての生きものの“いのち”の糧になる』『いのちの循環』そんな生きものたちの世界と共にある西宮公同幼稚園の毎日です。

2022年から2023年へ、新たな1年が始まります。新しい出会い、新たな挑戦はもちろん、今までと同じ・変わらず繋いでいきたいものも、すべてを大切に心と体に刻みながら、過ごしていくことができますように。
2022年もありがとうございました。2023年もよろしくお願いいたします。
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