春から、初夏を迎える幼稚園の庭は、文字通り初夏の自然がいっぱいです。
5月15日(月)に、子どもたちが後川で、ほんのちょっぴり田植えをさせてもらい、苗を持ち帰りました。その苗が、幼稚園の庭の8つの発泡スチロールの箱の「ミニ田んぼ」に植えられました。一年中、水が張ってあるミニ田んぼには、ほんのちょっぴり浮き草が浮かんでいました。小さいとは言え、ほんものの田んぼですが、(流れのない)水たまりですから、困ったことに蚊も育ってしまいます。
そして、初夏ですから、オリーブの花が満開で、昨年はほぼ皆無だったイチョウの実(ギンナン)もいっぱい実を付けて膨らみ始めています。花を咲かせて年を越したビワは、楠(クスノキ)との光取り競争では、まだまだ自力では勝てない幼木(楠と比べて)ですから、人間に助けて貰って、なんとか楠の隙間から枝を伸ばして実を付け、光をいっぱい受けた実から、少しずつ黄色に色づき始めています。
そして、美味しくなるビワを狙っているのは、子どもたちだけではなく、他にもいて、その代表格がカラスです。
幼稚園の入口の門を挟んで、2本のユスラウメがあります。門の内側のユスラウメの実(種)が落ちて育ったのが、門の外のユスラウメです。日当たりのいい、門の外のユスラウメの方が、どちらかというと元気ですが、今年は、そのいずれにも思いがけないくらい沢山の実が付き、子どもたちはそのままはもちろん、おやつのホットケーキやピザに添えられたユスラウメでも、楽しんでいます。
(菅澤 邦明)
[バックナンバーを表示する]