「毎年、こんなにも暑かった!?」と、不思議に思うくらいの暑さだった8月。でも、西宮公同幼稚園での子どもたちとの生活は、暑いならば水を浴びる!プールに入る!園長先生特製かき氷~♪という日々なので、スーパーや商業施設での、これでもか!という冷房が、実はとっても苦手だったりするのです…。
プールに入り始めて、暑すぎる日は最大3回も入る日があったり、記録に挑戦しよう!と、子どもたちから「きょうは、4かい、はいれるか、やってみようよ!」と言われるのも、なかなか面白くて、入りたくて、入りたくて、「はや着替え選手権があれば、総合優勝!」というような勢いの子どもたちが、かわいくて、ひと時暑さを忘れさせてくれるほどの面白さでした。脱いだ服は…、なのはご愛敬。ビーチサンダルが、右や左に転がっているのも気持ちの表れ。「あっ!わすれてた!」と、ここでも猛ダッシュ~の7月の日々でした。
畑に行くと、帰り道に「きょうは、あついからプール、はいったらいいとおもうんだけど、ためてる?」→「やっぱり、そうだとおもったんだよね」なんて会話や。「えんちょう、かきごおりつくってくれるかなー。」なんて会話も。「暑いならば!」のときの言動がさすが、公同っこ~です。
さて、夏休みはというと、セミの鳴き声が大合唱だった園庭。子どもたちと植えた綿の種→苗が、少しずつ大きくなり→花を咲かせた!と思ったら→虫が…。夏休み前に味わった畑でできたスイカは、「こんなにおいしいスイカは、食べたことがない!」と、感激するほどの味わいで、もうひとつ膨らみかけていた実を味わう日もみんなで楽しみにしていたのですが。なんと、カラスに先を越された…。そこから、四方先生とできる限り畑に向かう日々が始まりました。ヤブカラシは、線路沿いのフェンス・ひまわり・サツマイモ…と、いたるところに絡まりつき、サツマイモの畝にもどんどん生い茂る雑草たち。実は、畑は、園庭や園舎よりも涼しくて、(ひまわりの影・木陰・風がよく通る)抜き始めたら没頭してしまう!エンドレス雑草抜き~そして、時々…いや、結構頻繁に…ヤブカラシのツルをひっぱったときに驚いたセミがとびかったり。そんな「暑いなつ」を過ごしながら、ひとつひとつが面白くて、「あー、この全部を子どもたちと一緒に過ごしたかったなぁ」と、何度も思う夏休みなのでした。
いろいろなことが便利になる世の中、それに甘えてしまっている部分もいっぱいあるけれど、時間がかかるからこそ、汗を流したからこその味わいの幸せをかみしめながら過ごしていました。「便利」に隠れて、絶対になくなって欲しくない、忘れさられたくない。「いい汗」をいっぱいかいて、風の心地よさ、水の冷たさを満喫する「公同の夏」がやっぱり好きだなぁ~です。
まだまだ暑いけれど、暑さも楽しみつつ、訪れる「秋」もまた格別。欲張りですかね…笑。欲張りでも、ひとつひとつの出会いを、子どもも、大人も、みんなで存分に味わうことができますように。
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