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どろんこと太陽

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2005年12月30日
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子どもと絵本を楽しみましょう
子どもは絵本が大好き!
絵本の力にいつも驚かされています。4月、先生なりたてホヤホヤの新人さんが「子どもたちがみんな自分を見つめてくれて聞き入ってくれているのに背筋がゾクゾクっとする思いでした」と報告してくれました。先生を見つめていたわけではなく、先輩に教えられて準備した絵本、それを子どもたちが食い入るように見ていたのです。もちろん絵本に力があるからといって、読み手がのんべんだらりとしていては、そんな集中も長続きはしません。日々これ精進あるのみ、のおとなのありようが際限なく求められますがが、でも子どもは絵本が大好きなのです。
日々精進、と言いましたが、それは読む難しさを段々に味わっていくからです。クラス、年齢によってどんなふうに絵本を選ぶか、もですが、子どもは正直で、じっと食い入ってくれるのも子どもなら、そこに座っていても心は違うところへ、というのも子どもです。

 “読み聞かせ”ということばがありますが〜
大上段に構えるのでなく、“手渡す”、“一緒にその時間を楽しむ”ということでしょうか。子どもとそこに存在する空気を何より大切にしたいですね。そしておとながその絵本が好きであること、いい絵本と信じて疑わない、この本を今、この子に届けたい、そんな思い、自信と共に謙虚さがあることが大事です。
いろんな気分だったり、それぞれに関心がいろいろあったり、そんな子どもたち、その数が多ければ多いほど、1冊の絵本を選び、読むのはなかなか大変な仕事になります。
一対一なら、読んでと持ってきた絵本を繰り返しそれを希望されても読んだり、この子に今これをというのは選びやすいですが、多人数だと何を選ぶか、どんなふうに読むか、そんな課題が増えてきます。

 絵本って?絵本の力って?
 ある朝、「はがぬけた!」と大騒ぎしながら一人の男の子が門から飛び込んできました。6歳を迎えるころ、段々こんなことが多くなってきます。その日抜けた子にも、これからクラスの中でそんな子が多くなるという意味でもこの絵本を、と思ったのが「海べのあさ」(ロバート・マックロスキー文・絵 岩波書店)。少し長いですが、何しろ同じ体験をしているのです。どんどんひきこまれていきます。子どもたちを文化に出会わせていくのが教育です。絵本は文化のひとつ、そして文化は生きていく時の大きな力になります。いい絵本はそんな力を持っています。
いい絵本には時間が描かれています。いろんな時間です。「こすずめのぼうけん」(エインワース作、堀内誠一画 福音館書店)は、絵本の大切なことをすべて持っている1冊です。最初のページで、いつ、どこで、だれが、どうした〜など話の始まりに必要なものがきちんと描かれています。そこでしっかり聞き手をひきつけます。そして時間の経過と共に進んでいくページに広がる絵は、こすずめのぼうけんをきちんとしっかり描いているし、聞き手はいつしかこすずめになって冒険しているのです。そして最後は心からほっとできる安らかさを見せてくれています。たしかなお話がそこにあるのです。

 お話が大好きな子どもたちですが、科学絵本と言われるのも大好きです。
 目の前にある“いちご”が、夜おばあさんの手によって赤く色づけられている、そんなお話(「いちごばたけのちいさなおばあさん」わたりむつこさく 福音館書店)を楽しみながら、時間が流れる中太陽と雨の恵みを豊かに受けていちごが育っていることを納得するのも子どもたち。そんな知りたい気持ちを受け止めてくれるのが科学絵本です。“タイムリーに”、“旬を大切に”、それは子どもと絵本の出会いをしっかり支えてくれるものです。

 絵本もそうですが、でも読み手のおとなが子どもの心に残っています
一緒にいる時間が、同じ思いで呼吸しているその空気が、大切。そしてそれはその時間の多さではなく、濃さです。絵本よりそれを読んでくれたおとなのことをより憶えているという体験をいっぱいしてきました。ぜひそんな時間を先生としても親としても子どもたちと味わえたらいいですね。
絵本を読むこと、それは子どもにとってもそうですがおとなにとって至福の時間です。

終わりに〜
2005年も終わりを迎えるというころ、1冊の記念誌が出版されました。日本の子どもたちのために、物語絵本という分野を開拓してきた福音館書店が、月刊絵本「こどものとも」の発行から50年(600号)を記念して製作された集大成の1冊です。「おおきなかぶ」という子どもたちの大好きな絵本がありますが、そこからの「おじいさんがかぶをうえました」のフレーズと親しまれている絵が表紙に広がっています。まさしくおじいさんが植えたかぶが、とっても大きくそれも甘く元気でおいしく育ったものをわたしたちは手にしてくることができたのです。1956年に創刊されたその月刊誌をわたしが手にするのは、1969年保育所に勤務した時、150号を過ぎたころでした。保育者1年目、思い出しても恥ずかしいことが多いスタートでしたが、絵本との出会いという素晴らしいものを与えられ、たくさんの子どもたちそしてそれからも出版されていくいっぱいの絵本を手にしてくることができました。新しい絵本もたくさん出版されている昨今ですが、絵本の世界を開拓しリードしてこられた当時に出版しておられ何刷りも重ねている絵本たちの力強さはなかなかのものです。自分が育てられたように、少しでも子どもと絵本、子どもと子ども、子どもとおとなそしておとなと絵本をつなぐことができていけたらいいなと願っています。

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