夏休みがすぐそこまで、になりました。活動的、行動的公同幼稚園ですが、夏休みは思いっきり夏休みをします。20日になったらお休み、次は学校が始まるまでな・つ・や・す・みです。もちろん、夏期保育も数日間設定されているし、小中学生のキャンプがあったり、研修会に参加したり、交替での出勤もありますから、一人ひとりの先生たちの休暇は20日ちょっとではありますが、ひごろの元気の素はここにもあると思っているくらいにでっかくと思っている夏休みです。
その夏休みが近づいてきたのですから、こんなにうれしいことはありません。子どもとの毎日もこのうえなく楽しいものですが、子どもたちとこんなふうにしたいねといろいろ思いをめぐらせつつ、おとなだけでわいわいと過ごす時間、ゆっくりとした時間もいいものです。それがあるからこそ、次の一歩もあるのです。
木でできた園舎、園庭の土、豊かな木々のおかげで、そしてたっぷりの水遊びもあって冷房なしで過ごす日々ですが、さすがに7月の終わりごろからの夏!というころは遠慮したいところ。そういう季節だから夏休みがあるわけだし(だらだらしないで、なんていうほうが間違っていますよね。だらだらするほどの季節なのです)、そんな夏休みもすぐそこです。
その夏の前、幼稚園のプールは毎日これ以上はないというくらいの歓声であふれかえっています。水中わらべうた、プールでの親子わらべうた遊びが行われているからです。おかあさんがたも濡れてもいいスタイルで、いや水の中に全身つかってしまっても、という格好ででかけてきてくださいます。わらべうたには、海をはじめ水の中で楽しめるものがいっぱい。波の動きに合わせるように揺らしたり、どぼんとほうり込んだり、魚になったり、船をこいだり~。で、ひごろは部屋で暑い暑い、重い重いとかついだりして遊んでいるのを年に1回それはそれは気持ち良く水の中でダイナミックに弾けるのです。きゃあー、わあーと女学生のように黄色い声をあげつつ、実はとっても楽しんでくださるおかあさんがたのおかげで今年も最高の時間を過ごしました。赤ちゃんが集まるクラスは産湯につかわせるようにそっと歌を歌いながら遊びます。歩いたりなど自分での移動ができなかったNちゃんは水の中で抱かれたり浮くのを補助してもらいながら遊ぶのが大好きでした。夏は体温がすぐに上がってしまうこともあり絶えずプールの空いているところをねらってやってきていました。親子のわらべうたをリードすることもありプールに常駐するようにしていたわたしは、そんなNちゃんと水の中のデートを何度楽しんだことでしょうか。あとで疲れた!と半分後悔もするけれど、でも水は心身をリラックスさせる、子どもとの最高の時間です。
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