この前のおたよりは、入園式のことだったと聞かされてちょっと驚いています。もう梅雨入りと言われている時期です。梅ジュースの仕込みも終わりましたし、川遊びなどの遠征もどんどん進められています。園庭にあるびわの収穫もすごくそれはそれはおいしくみんなで味わいました。それ以上に報告しなくてはいけないのがいちごの畑です。とにかく大豊作で、6月の2日に予定していた次はいも畑にするべくの作業も2週間延期したほどです。日替わりでいろんなクラスが収穫しに畑を訪れ、行かなかった日もお土産をもらっていちごづくしの日々を送った5月連休明けからの日々だったのです。
5月の末から満3歳児の週1回の登園がはじまりました。今年初の取り組みです。いつもは10月から始まるのを年度の早いうちに誕生した子どもたちのためにとオープンしました。今は10人が3人の先生と一緒に過ごしています。
この入園前のクラスは2000年がスタートでした。その2年前に始まったのが、未就園の親子での時間、1ヶ月に1回ほどのささやかな集まりですが、最初30人もと思ったその集まりが、今は年登録制になっても100人を超えてお申し込みいただいています。すっかり地に足をつけた「このゆびとまれ」の取り組みです。子どもを卒園させて、でもこの幼稚園に関わっていたい、そう思ってくださった方々がいて、それで始めることができました。そんなふうに自分の子どもだけではなく、より広い視点で子どもというものを考えてくださっている方々は他にもおられます。おとうさんがたの集まり、実にいろんな職業の方がおられるのですが、唯一ここ公同に子どもを通園させた、そのかよってきていた子どもたちのおとうさんということ、それだけです。そして子どもたちの生活のありよう、これからの未来について真剣に考え取り組んでいる(手前味噌?)わたしたちを少しでも応援したいとお申し出くださっています。昨年の冬には園庭のモミの木に素敵な飾りがつけられました。すっかり大きく育ち、てっぺんなんてどこにあるなんて雰囲気になっていたモミの木でしたが一躍注目のまとになったのです。次なるは、ということで園庭のアーチハウスの屋根の葺き替えの作業が行われました。まずははがす、そして新たに貼る、想像以上の大変な仕事で丸2日かかったのですが、それこそおとうさんがたの愛情パワーですね。感謝しています。園庭は今木々が緑いっぱいで豊かです。けやきの木は枝を広げて木陰を作り出しています。何とかネットなんてわざわざ張るのでなく自然な風景の中で遊びが繰り広げられています。ぜひ一度のぞいてください。
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