2007年も早や最後の月を迎えようとしています。暑いね、暑かったねというしかなかった今年の夏、それもずいぶん遠い昔のような思いになるほど、それなりの冷え込みの日々を過ごしています。園の庭は今、けやきと桜といちょう、もみぢなどの落ち葉がじゅうたんのように広がっていて、毎朝落ち葉掃除から一日が始まります。奥のほうのみかんの木のみかんも実がどこにあるかわかるほどに色づきはじめました。
季節感でいっぱいの毎日を過ごしている子どもたちですが、半そで、ごむぞうり姿には思わず季節感は?と突っ込みたくなるほど。先日も園舎の中の裸足で駆け回る子どもたちに驚かれていた来訪者。4月からの生活があるから、だから自然体で今日も過ごしています。もちろん寒がりがいないわけではありません。朝、家から出にくくなる子どもの数がぼつぼつ増えていくころでもあります。でも園の楽しさを、今日は何が起こるかわからない、そう確信している子どもたちですから、やっぱり引き寄せられるようにして走りこんでいくし、ちょっと元気が出なくても、ともだちパワーやおいしいものの力にはやっぱり元気が。そうそう、このおいしいものパワーですが、到来物が多いのが公同幼稚園、どこかへでかけたおみやげに、おじいちゃんおばあちゃんからのお届けものに、畑からの旬のお知らせにと毎日がパーティーのようです。
世間では珍しいかもしれない、むかごごはんにむかごとさつまいもの天ぷら、みんな大好物です。そんな贅沢な毎日を過ごしています。
さて12月2日からキリスト教の暦では待降節に入ります。アドヴェントカレンダーの日めくりを今年もまた違った味わいで準備しました。ツリーの形があったり、いろんなカレンダー、そしてそれに付加するお楽しみを工夫してきた毎年ですが、今年は画用紙で作る緑のクランツ、それにキャンデイレイを豪華奮発しました。飾りに使いあとは指定の日が来たら食べるというものですが、さあまだ全部無事にあるでしょうか。おたのしみいっぱいの12月です。コンサートもあります。幼稚園だけでなくたくさんの子どもが集まって過ごす合同クリスマス会もあります。幼稚園の前の川が1日に電飾で彩られます。ちょっと通るのも、夕方から夜にかけて園に来るのも何かわくわくする12月の近辺のおなじみの風景です。カレンダーの最後は24日、夜にクリスマスキャンドルライトサービスで教会が歌声に包まれる夜です。
そうこうして今年も終わるのですね。更新はしたいと思っていますが、何しろいつも追われていて手抜きで申し訳ありません。で、メリークリスマス&ハッピーニューイヤーということに、いいお年を!この1年も大きな事故とかなく終えられそうなことは何にも代えがたい喜びです。
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