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小さな手大きな手

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2022年03月02週
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前週よりつづき)
 プーチン大統領のロシア軍による、ウクライナの戦争が始まって、広く世界の人たちの反対にもかかわらず、戦闘は激しさを増し、ウクライナの大きな都市が包囲・攻撃されるという状況になっています。
 国連や近隣の国々から、プーチン大統領に対し停戦の働きかけが繰り返されていますが、「ウクライナの武装解除」「中立化」の当初からの要求を一歩もゆずる気配はありません。ウクライナはと言えば、軍事大国ロシアから仕掛けられた戦争、その圧倒的な攻撃にさらされても、ひるむようには見えません。戦って失うものはありますが、闘わずに失うものも負けずに大きいからです。2014年、プーチン大統領は、ウクライナの一部、クリミア半島を軍事力で併合してしまいました。力の差が歴然としている状況で、クリミア半島を有無を言わさずに、奪い取ってしまったのです。
 ウクライナに対してロシアは、もう一つ別の戦争を仕掛けています。ウクライナ東部のロシア系住民の多い地域を肩入れし、それが戦争になっていました。
 既に、今回の戦争より前に、ウクライナはロシアによって脅かされていたのです。それは、クリミア半島や東部でのロシアが仕掛けるないし後ろだてする戦争になっていました。ウクライナにとって、それらの状況でひるむことは、ロシアによる止まるところを知らない圧迫・攻撃にゆだねることになってしまいます。そんな状況でウクライナが選ぼうとしていたのがNATOへの参加・加盟です。そしてそれが、「引き金」となりプーチン大統領のロシア軍によるウクライナに対する戦争になりました。
 北のベラルーシ、東部の内戦地域、そしてクリミア半島の3つの方面からウクライナに侵入したロシア軍は、圧倒的な軍事力で、首都キエフに向かっています。そのキエフ、及び途中、いくつかの都市が、そこに住んでいた人たちを残したまま包囲され、避難できない住民たちが戦禍の窮地に追い込まれています。で、ロシアとウクライナによる、停戦及び住民避難の交渉が進められていますが、事態は解決せず、住民の窮状、危機が深くなっています。
 こうして、圧倒的なロシア軍による攻撃にさらされているにもかかわらず、ウクライナが加盟を求めているNATOの国々は、限定された武器などの提供をしていますが、圧倒的なロシア軍と直接闘っているのはウクライナだけです。
 そして、時に浮上するNATOの国々による直接委介入に対してほのめかされているのが、プーチン大統領のロシアによる「小型核兵器」の使用です。核兵器が、どんな惨状をもたらすかを、世界は知らない訳ではないし、プーチンロシア大統領ももちろん知っています。知っていて、それをほのめかす、ないしは更に一歩進め、その使用を背景にして、戦われているのがウクライナにおける、プーチン大統領のロシア軍による攻撃・戦争なのです。
 ということであるのを、プーチン大統領によるウクライナの戦争は、そのウクライナに止まらず、どうやら世界にもそれが突き付けられていることを見つめざるを得なくなっている、それこそが、プーチン大統領のロシア軍によるウクライナに対する戦争の実相なのです。そんなウクライナに対する戦争の、停止の条件要求がウクライナの「非武装・中立」です。前述のように、それを受け入れることは、ウクライナにとって、すべての国家としての主権の放棄を意味しますから拒否するよりありません。ありませんが、包囲されたいくつかの都市の人たちは、そこで、ロシア軍の攻撃にさらされています。たぶん、小型核兵器の使用をさえほのめかすプーチン大統領は、包囲されたウクライナ人たちの抹殺も辞さないように思えます。
 そうして、戦争を強行するプーチン大統領を、誰も止めることができないのが、日々伝えられる「報道」から判断できることのように思えます。
 と言うか、おおよそ以上のような、「報道」以外に判断材料がない中
で、いくつかのことを、書いてきました。
 で、もしそうだとすれば、既に極限の状況で包囲されている人たちが多く戦闘の犠牲になり、戦闘で生き残った人たちはロシアの「捕虜」になってしまう、そんなことが考えられるのが、現在のウクライナの状況です。
 で、それを遂行するプーチンロシア大統領を、誰か、何かが止めることができるのか、「止められない、誰も止める人間がいない」のが、「報道」で聞こえてくるプーチンロシア大統領です。その時に、「小型核兵器」をほのめかすのだとすれば、ウクライナだけではなく、世界がその人、その人の視野にある戦争を突き付けられていることになります。そうなのだと思います。この戦争が、当面、なんらかの形で、ウクライナ一国で、終結をしたとしても、世界は、プーチン大統領という人物の事実との対峙は避けられないことになります。
 より強いもの、より強いものを武器にしてはばからない者との対峙、それによって世界は翻弄され続けることになるのです。
 核兵器の保持は、それを保持することによって、国家間の「安定」を力のバランスによって成り立たせるという理解で、展開する時の究極の兵器です。しかし、それは「使わない」ないし「使えない」ことも同時に理解・了解しあうという意味での兵器です。ところが、プーチンという独裁者は、その使用を辞さないことを敢えてと言うか、躊躇せずに公言する人間として、一つの戦争を始めてしまっているのです。始めているらしいのです。
 ですから、現状では、ウクライナが完全に屈服するまで、この戦争は誰にも止められないのがいっぱいの「報道」から理解・了解せざるを得ないようです。
 しかし、世界の他の誰よりも、自分たちウクライナの人たちが、そんなプーチン大統領に屈服することが、自分たちの未来になることは理解・了解はできないはずです。
 そして、世界は、遠く心をくだいたり、ウクライナにいくばくかの兵器を届けるのと、なんとかそのウクライナから逃れる人たちに手を差し延べる、そして受け入れることぐらいしかできていません。
 日々の「報道」が伝えているのは、プーチン大統領のロシア軍によるウクライナに対する戦争を止められないことに尽きそうですが、戦争は止められないが、かすかにウクライナ人たちを、戦争のウクライナから少しでも多く救い出すことが不可能ではないことを、「報道」から読み取れなくはないように思えます。
 この戦争は、核兵器の使用をほのめかす、プーチン大統領が相手であってみれば、「仲介」もあり得ないはずです。それは、プーチン大統領の望むところではないからです。もし「仲介者」の役割があるとすれば、今や包囲されてしまっている、いくつかの都市のウクライナの人たちのそこからの脱出の方法・道を示すことであれば、それを、示せる人物ないし国が示せば、プーチン大統領は拒まないかも知れません。
 これは戦争の仲介ではありません。プーチン大統領はそれを望まないからです。当面のウクライナの戦争に核兵器使用も辞さないのがプーチン大統領で、その手段・手続きを握っているのもプーチン大統領だからです。
 だとしたら、ウクライナの包囲されている都市からのウクライナ人の脱出を仲介できる国、ないし人物は誰なのだろうか。
 以上の文章は、日々聞こえてくる「報道」を見かつ聞きながらの感想に過ぎませんが、プーチン大統領の評価、そしてウクライナの人たちの置かれている状況の理解としてはそんなに間違ってはいな
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