重大事故から11年の、およそ2カ月近くの東電福島の事故との取り組み状況を地元の新聞（福島民報）から拾い上げてみると、それが「重大事故」と言われる由縁が見えてきます。
・3月20日 「除染廃棄物の県外最終処分へ、環境省、福島で対話集会」「処理水でヒラメ飼育試験、東電安全確認と風評対策」
・3月23日 「格納容器の水位が低下、1号機、地震で損傷拡大か」「共用プール建屋天井クレーン故障」
・3月24日 「第一原発1号機注水量増やす、本県震度6強、格納容器水位低下」
・3月25日 「別の場所にも堆積物、第一原発1号機デブリの可能性」「高線量配管撤去、あすにも再開」「モニタリング90カ所に拡大、処理水放出方針」「処理水サンプルIAEAが確保」
・3月26日 「飯舘、長泥で放射線量確認、除染検証委」「『安全基準に準拠、処理水審査でIAEA評価』「格納容器水位回復、第一原発、注水量減らす」
・3月29日 「水位推計誤り、第一原発格納容器本県沖地震で東電」
・3月30日 「1号機内部調査ロボに不具合、福島第一原発」
・3月31日 「処理水放出へ監視強化、今春にも事前モニタリング、放射性物質の測定、大幅増」「第一原発2号機、地震計4台新設、東電、きょう運用」「除染土の減容化、再生利用目標、2023年度末までに骨子案」
・4月1日 「2号機炉心、2024年度初調査、第一原発、東電、核燃料撮影」「火災感知器と中継器で不正、第一原発、検定時」「処理水分析はIAEA担う、東電」「海洋放出反対署名を提出、経産省と東電に、コープふくしまなど」「東電特別負担金100億円、事故賠償、収支悪化で減額」
・4月4日 「富岡町、準備宿泊へ住民説明、復興拠点、11日開始前に」「第一原発、汚染水配管の撤去難航、開始直後からトラブル」
・4月6日 「十分な説明の機会を、政府と全漁連処理水会談、県内漁業者改めて反対」
・4月7日 「反発事故時の甲状腺被ばく測定、19歳未満、妊婦ら対象、原子力規制委指針に明記」
・4月9日 「処理水放出で現地調査、規制委第一原発被害など確認」「廃棄物の輸送、県内搬入ほぼ完了、環境省、県外処分は理解醸成課題」「『放射線量十分低減』、双葉の検証委、町に除染効果報告」
・4月10日 「ALPS、規制委検査に合格、第一原発」「焼却設備から経由漏えい、第一原発」
・4月12日 「処理水放出20トン以下から、第一段階、東電検討／希釈、測定後から」
・4月13日 「第一原発処理水放出費用、4年で430億円、東電見通し」「第一原発1号機、原子炉建屋カバー、きょうから設置作業」
・4月14日 「第一原発3号機デブリ取り出し、2030年代初頭開始想定」「IAEA、処理水モニタリングへ」「大型カバー設置始まる、1号機核燃料取り出しに向け」「海洋放出反対訴え街頭行動、小名浜で市民会議」
・4月15日 「ロボット不具合原因、ケーブルの破損、第一原発、東電対策へ」「セシウム濃度流域ごと変化、福島大研究グループが発表」
・4月17日 「第一原発格納容器、水位の回復で注水量減らす」「原発廃棄物、海外処理へ制度改正検討、対象機器5.7万トン」
・4月22日 「大熊町復興拠点、解除は妥当、検証委最終報告『除染おおむね完了』」
・4月18日 「処理水海洋放出『地元と合意進まず』8割、政府方針決定一年、県内首長アンケート、説明不足を指摘」
・4月19日 「第一原発、使用済み核燃料取り出し、6号機8月末開始、来年度内に終了見込み」「汚染水抑制へ閉塞作業、3号機建屋で東電検討」
・4月26日 「海底トンネル整備へ着工、東電、処理水海洋放出に向け」
・4月28日 「処理水タンク満杯『2023年夏から秋』東電、汚染水発生低減で」
・4月29日 「本県沖のクロイソ、基準値超過、第一原発港内の個体か」「処理水放出で補正書、東電、規制委、認可手続きへ」
・4月30日 「『飯舘牛』復活へ第1弾、村など開発」「処理水放出IAEA報告書、理解醸成の必要性指摘」
・5月1日 「第一原発1号機の格納容器内初調査、水中ロボットカメラ故障、同型の代替機で継続へ」
・5月3日 「双葉町東側にぎわい創出へ、まちづくり計画案、商業、交流施設など整備」
（次週につづく）
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