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2022年07月03週
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(前週のつづき)
・同じ時代の同じ状況を生きる人間の「責任」として
 ロシア大統領プーチンによって始まったウクライナの戦争は、4か月経っても「停戦」「和平」に向いそうにありません。
「欧米」の軍事支援で立ち向うウクライナに対するロシアによる攻撃は、戦場となったウクライナの街や村を破壊し尽しています。容赦のないロシアの攻撃に立ち向うウクライナンの反撃が限定的であらざるを得ないのは、支援を受ける武器の限界と、戦場がウクライナンの人たちの街や村であるからです。破壊し尽すわけには行かないのは、今までウクライナの人たちが生活してきたし、これからも生活する街や村だからです。しかし、長く続く戦争は、他でもないウクライナの人たちの街や村の容赦ない破壊をし続けることになります。
 たとえ、「欧米」からの軍事支援があったとしても、その武器を手に闘うのはウクライナであり、破壊され、おびただしい人たちの生活、命が守られるのはウクライナの人たちである、そんな戦争を強いられるのは、なぜなのか。
 こうして闘われている、ロシア大統領プーチンによるウクライナの戦争について、日々飛び交う、そしておびただしく発表される「言説」の中から、「プーチン3.0殺戮と破壊への衝動/ウクライナの戦争はなぜ勃発したのか」(塩原俊彦、社会評論社)「アメリカ暴力世紀」(ジョン・ダワー、岩波書店)をもとに何が言い得るのか考察してみます。
 ただ、こうして考察することが必要であるとするのは、日々流される情報が少なくなっているロシア大統領プーチンによるウクライナの戦争が、それが突きつけている現実は決して遠いものではないと考えられるからです。ただ、進展する状況と、以上のような限られた情報での考察になりますが、同じ時代の同じ情況を生きる人間の「責任」として、可能な限り考察し記憶する為の手がかりくらいにはなるように思えます。

・ロシア大統領プーチンによるウクライナへの戦争
 この戦争が始まることを、その日時まで含め、かなり早い段階で「予測」していたのが米国です。それは通信衛星などによって把握できるロシア軍の動きからの「読み」「判断」であったと考えられます。同時に、米国及び米軍の世界戦略、及びそれと対峙するたとえば同じロシアの世界戦略の行き付くところの、直接的かつ具体的な接点としての戦闘になってしまったのが、ウクライナに対する戦争であったと考えられるからです。
 「…かくして我々は、豊かで、自国を美辞麗句で賞賛する見事な武装国家、巨大な軍事力と過度の傲慢さをもつ国家である一方で、深刻な被害妄想、失望感、病的逸脱に苛まれている国家という、矛盾に満ちた状況に直面している。こんな事態にもかかわらず『アメリカの世紀』という造語は、今も役に立つと私には思えるのである。良し悪しは別にして、アメリカは、世界で対抗できる国がない国家として聳え立っている。その経済力はどこの国にも負けない。その繁栄と表向きの理想は多くの人たちをいまだに感動させる。アメリカが行う戦争(あるいは平和維持)が成功しているかどうかについてはいろいろ判断があるものの、その影響が大きいことは確かだ。世界はかつて、これほど広範囲に分散する諸外国に、これほどまでに多い軍事基地を持つ国家を見たことがない。21世紀の10年代には、アメリカはほぼ70か国で800以上の基地を持ち、15万人の兵員を配置している。アメリカの年間の軍事関連予算は、世界のその他のほとんどの国の軍事関連予算を合計したものより大きい。想像可能な最も精密な破壊手段の維持とその絶え間ない最新化、そして、それを追随しようとする同盟国や仮想敵国に対する威嚇という点では、アメリカに匹敵する国は全くない」(「アメリカ暴力の世紀」ジョン・ダワー、岩波書店。これは、1941年のヘンリー・ルースの「アメリカの世紀」に「暴力」を加えることで、暴力こそが20世紀後半から、21世紀のアメリカ理解の要であるとした考察)。
 「これほど広範囲に分散する諸外国に、これほどまでに多い軍事基地を持つ国家を見たことがない」とされる軍事基地が中でも多いのが、以下の3つの国です。「これらの海外基地の主な者は、ドイツ(181)、日本(122)、韓国(83)に置かれており」(前掲「アメリカ暴力の世紀」)。
 中でも、ドイツに置かれている181の基地にも核兵器を含む「想像可能な最も精密な破壊手段の維持とその絶え間ない最新化」「そして、それに追随しようとする同盟国や仮想敵国に対する威嚇」のあからさまな「仮想敵国」が、プーチン大統領のロシアです。「バラクオバマを含む第二次大戦以来ホワイトハウスにおけるトランプ以前すべての前任者が、この終わりなき軍事化に貢献してきた。オバマ政権の最終段階までに、サイバー戦争と無人爆撃機ドローンによる暗殺が、戦争関連技術の非対・性の維持を追及する新提案リストのトップに位置づけられた。『核兵器近代化』も同じ扱いを受けた。精鋭『特殊部隊』による秘密行動の拡大、世界の140か国に及ぶ国々での中央情報局(CIA)と国防総省による秘密作戦の実施もまた、優先順位の高いリストである」(前掲、ジョン・ダワー)。
 そして、「…それを追随しようとする同盟国や仮想敵国に対する威嚇」として、2021年3月以降、米軍・米国を中核とするNATOが、ウクライナ及びその周辺で実施してきた軍事行動(それに対応するロシアによる軍事行動)は、前掲「プーチン3.0殺戮と破棄への衝動/ウクライナ戦争はなぜ勃発したのか」(塩原俊彦)によると、以下のようになります。
(次週につづく)
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