・5月23日 「処理水放出韓国視察団きょう第一原発入り、政府、国際理解狙う、受入国不十分指摘も」
・5月24日 「処理水設備を確認、韓国専門家、第一原発を視察」「第一原発土台損傷、東電が見解、機能喪失でも傾き限定的」
・5月25日 「第一原発1号機、原子炉土台損傷で評価要求、東電に規制委」
・5月26日 「処理水海洋放出、不安、不満相次ぐ、県漁連、国・東電と意見交換」「韓国視察団、全日程終了、原発処理水放出、総合評価公表へ」
・5月27日 「検証総括でIAEA来日、処理水、来月中にも報告書」「処理水視察団が帰国、韓国で反発署名運動も」
・5月30日 「IAEA調査団処理水放出検証、総括へ国内活動開始」「処理水放出後のトリチウム測定、1日2検体魚を採取、水産庁が1カ月間、迅速に公開」
・6月2日 「第一原発、汚染水浄化過程で発生、汚泥減量に水分除去」「天井クレーン不具合、第一原発、使用休止」
・6月3日 「処理水放出の総括検証終了、IAEA、月内にも包括報告書」
・6月5日 「第一原発昨年度、汚染水量が過去最少、1日当たり90トン」
・6月6日 「第一原発1号機土台損傷で東電が評価、被ばくリスなし」
・6月7日 「第一原発処理水海底トンネル、海水注入を完了」
・6月10日 「処理水放出設備、12日試運転開始、真水や海水で確認」
・6月11日 「処理水海洋放出、県漁連、改めて反対」
・6月13日 「第一原発処理水東電、動作を確認、放出設備の試運転開始」
・6月14日 「処理水放出で県民会議、分かりやすい説明を、国・東電へ厳しい意見次々」
・6月20日 「韓国の最大野党代表、処理水放出を批判、『安全な方法固執』」
・6月23日 「放出予定処理水基準満たす、東電・放射性物質濃度を調査」「IAEAへの献金否定、処理水巡り外務省」
・6月24日 「韓国野党議員ら、第一原発を視察、処理水放出中止訴える」「通常より高濃度の放射性物質を検出、タンク周辺のせき内」「第一原発の汚泥、総合的な対策必要、福島民報論説」
およそ1カ月間の、事故の東電福島の事故対策についての報道(地元の福島民報)によれば、その大半は「処理水の海洋放出」についてです。一方で、県漁連などを中心に、近県(北海道)などの漁連が、放出に強く反対しているにもかかわらず、施設は完成し、放出試験が実施され、それが公開されたりもしています。
韓国は、東電福島の事故について厳しい見方を変えておらず、「処理水」の放出については、国内で強い懸念がある為、専門家を現地に派遣し視察しています。「韓国はこれまで東京電力福島第一原発事故に厳しい姿勢を取り続けてきた。処理水を『汚染水』と呼び、海洋放出に繰り返し反対を表明してきたほか、日本産食品の輸入規制も継続している」「『日本政府が韓国と十分に相談することなく一方的に決めた』2021年9月、オーストリア・ウィーンで開催された国際原子力機関(IAEA)の年次総会。韓国側が海洋放出の再考を求めたことに日本側が反論し、火花が散った。22年総会では日本側が『適切な表現は処理水だ』と『汚染水』と呼ばないよう求める一幕もあった」(以上、5月24日、福島民報)。
(次週につづく)
[バックナンバーを表示する]