(前週よりのつづき)
・5月24日 「F35B戦闘機、嘉手納に飛来、主翼下に実弾搭載」
・5月25日 「辺野古騒音10年で3.3倍、22年度米軍訓練増影響か」「嘉手納に外来機、沖縄近海で訓練、AC130」
・5月30日 「酒気運転の容疑米兵逮捕相次ぐ、浦添と宜野湾」
・5月31日 「米軍刑法犯摘発54件、22年県内10年ぶり高水準、全国106件の半数以上」
・6月4日 「偵察機飛行か、嘉手納から離着陸」
・6月5日 「RC135U嘉手納に飛来」
・6月6日 「商業施設に侵入、容疑の米兵逮捕、沖縄署、北谷で」
・6月7日 「ホワイトビーチ、カナダ軍艦寄港」「三沢の電子戦機、嘉手納基地飛来」
・6月7日 「米兵窃盗の疑い沖縄署が再逮捕、北谷でボウリング球」
・6月8日 「戦後78年、平和の詩に平安名さん作品、慰霊の日朗読、読み手に問いかける」「石垣PAC3、港湾組合『不安取り除けず』」「南西地域に避難施設確保、骨太方針、沖縄振興『積極的に推進』」
・6月9日 「F35B4機飛来北谷で105.7デシベル、嘉手納基地」「ホワイトビーチ米支援船が接岸」
・6月11日 「住宅侵入疑い、米海軍兵逮捕、沖縄署、釈放」
・6月14日 「住宅侵入疑い22歳米兵逮捕、沖縄署」「宮城さん2件不起訴、火薬類取締法違反疑い」
・6月15日 「鎖で車損壊容疑、空軍兵を再逮捕、沖縄署」
・6月17日 「米軍廃弾処理騒音に苦情、久辺3区、12年平均88デシベル」
・6月18日 「酒気運転疑い、海兵隊員逮捕、那覇署」
・6月21日 「在韓米軍所属の攻撃場2機飛来、嘉手納基地」「作家・池澤さんと画家・黒田さん、沖縄戦絵本
で伝える」
・6月7日 「北部の森、廃棄物対策要請、米軍の騒音生態系に懸念、国際NPOがリポート」
こうして、「常態化」している米軍戦闘機の飛来、米兵の「酒気運転等」が地元の新聞に掲載されることになるのは、その一つ一つが、沖縄島で生活する人たちの日常の中で起こっているからです。
単に起こっているのではなく、普天間基地にせよ嘉手納基地にせよ、沖縄の米軍基地の多くは、島の人たちの生活圏の真っ只中にあって、その日常生活を脅かす轟音になっています。昼夜を問わず頻繁に繰り返される訓練飛行は、その回数の多さに比例するように大小の事故、事件にもなっていて、更に島の人たちの生活を脅かします。
そんな沖縄の、「沖縄戦から78年の6月23日が「慰霊の日」でした。それに先立って島の子どもたち(小・中・高生など)から募集する「平和の詩」で応募のあった933点から選ばれたのが、平安名秋(へいあんなあき)さんの「今、平和は問いかける」でした。その詩に込めた思いは「…兄の名前が刻まれた平和の礎の前で涙する祖母の姿」「…沖縄戦中弟をおぶって逃げた祖母は現在89歳。何度か戦争体験を聞き、『戦争はいけない。平和が一番だよ』と教えられた。亡くなった兄の記憶は残っていて、写真を見ながら懐かしんでいるという」、そんな平安名秋さんの思い、決意が以下の「今、平和は問いかける」になりました。
(次週につづく)
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