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2006年08月02週
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 公同子ども沖縄キャンプは、沖縄島と先島(八重山、宮古など)間を通過することになった台風8号で、飛行機が飛ばなくなり、帰りが1日遅れることになりました。子どもたちはと言えば、そんな情報に、那覇空港で待機することになってた自分たちが、テレビに写ってしまうつもりでいたりもしました。実際には、名護教会で一泊し石川先生にはお風呂の手配などもお願いすることになりました。


 今年の沖縄キャンプは、到着した5日の夕方から雨で、6日の日曜日は、沖縄の人たちが、“沖縄でも、こんな雨は珍しい”と言うくらい、どしゃぶりの雨になりました。沖縄キャンプの間にはさまれた日曜日は、キャンプ場から近い兼次(かねし)教会と、名護教会の礼拝に別れて出席することになっています。兼次教会は、6月に花城先生が突然辞任することになり、8月6日の礼拝は中止することになるらしいことも解り、当日になって名護から南に一番近い、うるま市の石川教会に出席することになりました。近いと言っても25キロくらい南の石川教会まで、ものすごいどしゃぶりの雨と、その雨で流される赤土で海がまたたくまに赤く染まるのを眺めながらの往復になりました。急に出席することになったにもかかわらず、石川教会の村椿先生は子どもたちのことを配慮したいい話しをして下さいました。


 雨は6日の夕方から小降りになって、7日は風は強いものの晴れになり、子どもたちはやっとキャンプ場裏の海に入ることができました。10年余り前、天候の異変、鬼ヒトデ、赤土の流入などが重なり、沖縄島のほとんどの海がそうであったように、今帰仁の海のサンゴもほとんど“白化”(死んで)してしまいました。その後、ほんの一部とは言え生き延びたサンゴの周囲を、いっぱいの小さな熱帯の魚たちが今帰仁の海では泳ぎ回っています。魚だけではなく、おびただしい種類の海の生き物たちがその海を自分たちの世界として生きています。生きている様子が、潮のひいたサンゴ礁の“潮だまり”で、シュノーケルをつけてもぐっていると見つかるのです。


 7日のお昼頃、うるま教会の西尾先生が、那覇から新鮮なカツオ2匹を持って訪ねて下さいました。海の中の石のテーブルでさばいたカツオのさしみに舌づつみをうって、“アラ”を一切れずつもって潮だまりにもぐり、じっと待っていると、指先ぐらいの熱帯魚が食いついてきて、その引き強さに驚いたりします。8日も晴れで、キャンプ場近くの世界遺産“今帰仁城”を訪ね、沖縄島や琉球王朝の歴史のことを聞きました。その後少し海で遊び、古宇利島に渡りましたが、昨年じっくりながめた黒砂糖作りの工場は休みでした。


 8日の夕方には大きな満月や星もいっぱい見えてしましたが、夜になるとそれも見えなくなり、風が強く雨も断続的に降ってきました。その頃になってやっと、5,6日の雨も、8日の風も雨も、すべてが台風8号の影響であることが解ってきました。という、自然の営みに大きく左右されるのが、沖縄島の人たちの生活であり、当然沖縄島でする子どもたちのキャンプも、時にはそんな自然の影響をもろに受けることになることを、身をもって知ることになりました。


 もう一つ少なからず身をもって知ることになったのが、8月の最初の満月の2日前から、沖縄島で“旧盆”になるということでした。買い出しの為に立ち寄ったスーパーマーケットには、その為の特別のコーナーがあって、当分食べられそうにない緑色のパイナップル、1メートルくらいのサトウキビが並んでいたりします。緑色のパイナップルはお供えで、サトウキビはお盆に返ってきた先祖の杖なのだそうです。沖縄島の旧盆は3日続きます。2日目の夕方、帰ってきた先祖の霊を歓迎する為、若者たちが集まってエイサーを踊り、村々、街々の家々を夜を徹して回ります。そんな中の一つ、“為又”(びまた)若者たちのエイサー隊に出くわし、勇壮に踊り歌う様子に付き合うことになりました。そんな沖縄の旧盆のことですから、村々、街々の商店の多くも“盆休み”になってしまいます。今帰仁村では、車を走らせていると村毎に売店があります。そこだと、村の人が直接持ち込んだゴーヤなどが格安で買えます。たとえば、スーパーマーケットで2本130円のゴーヤが村の店だと5~6本で150円程度なのです。今年のキャンプでは、そんな格安のゴーヤを見つけるのに苦労しました(なにしろ、公同子ども沖縄キャンプでは、朝昼晩どんなメニューにもゴーヤが入りますから、ゴーヤは必需品なのです)。同じように、例年格安で手に入るパイナップルが見つからず、やっと見つけた1個400円近くするパイナップルを、少しずつ食べることになりました。 height=1
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