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小さな手大きな手

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2025年09月05週
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(前週よりのつづき)
「困難さが増している」とされる工程表は上記の通りです。工程表で「開始」となっているのは2022年で、更にそれよりも遅れて、2024年11月と2025年4月に、試験的に2号機がデブリを採取したのは、「計約0.9グラム」です。「11年3月の事故で炉心溶融(メルトダウン)した1~3号機にはデブリが推計880トンあり、取り出しは廃炉の最難関とされる」「昨年11月と今年4月に2号機が試験的に採取したが、計0.9グラムにとどまる」。
 「デブリ本格取り出し遅れ」とされたりしていますが、本格はおろか、「試験的」も難しいのが、事故から14年経っての「試験的採取0.9グラム」と言う実績です。
 そんな状態なのに、「本格的なデブリ取り出し」の「具体的な工法」は検討されています。
 こんな具合です。
そして、「東電は『51年廃炉』は維持としていますが、「専門家『現実性ない』」だったりします。
 3号機の場合「工程」「工法」が示されています。「東電は、本格的デブリ取り出しを3号機で30年代初頭に始める目標を示してきた。具体的な工法を検討し、デブリに水をかけながら取り出す『気中工法』と、デブリをコンクリートのような充填剤で固める『充填固化法』を組み合わせる方法を採用すると決めた」。と「決めた」ことになっていますが、別の2号機で試験的に採取したのは0.9グラムです。「取り出し」ではなく「採取」だったりするのは、メルトダウンした原子炉内部の高線量の放射性物質が、あらゆる意味で「接触」をはばむからです。
 たった「0.9グラム」の採取に止まるのも、メルトダウンした原子炉内部に、「取り出し」では採取の道具を入れるのも、困難を極めるからです。
 「エイヤー」で直接「重機」をつかったりするのはもちろんできません。間違ってもそんなものが登場したりすれば、メルトダウンした事故の原子炉の放射性物質で、作業員・重機はもちろん、その周辺が、結果的に止まるところを知らず広く「世界」が恒久的に放射性物質で汚染されてしまいます。
 東電福島の事故の再来です。
 デブリを取り出す為には、事故原子炉の放射性物質を安全に「遮断」した上での作業になります。もちろん「遮断」したのでは仕事になりませんから、「遮断に近い状態」での作業が余儀なくされます。で、苦労して苦労して、その「遮断に近い状態」で、取り出しではなく「採取」できたのが、「0.9グラム」なのです。
 それって、「たった0.9グラム」ですが、メルトダウンした原子炉から、「たった0.9グラム」採取できただけでも「快挙」でなくはありません。
(次週につづく)
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