沖縄県知事選挙の糸数慶子(いとかずけいこ)さんの応援にご協力をお願いいたします。
沖縄では知事選挙が行われています(11月19日投票)。一番の大きな争点となっているのは米軍基地問題です。応援をお願いしている糸数慶子さんは、米軍基地の海外移設を求めています。普天間基地移設問題では、県内移設・辺野古崎移設に反対しています。
沖縄では今回の県知事選挙に限らず、国政選挙の場合も市町村選挙の場合も、米軍基地問題が争点となってきました。沖縄の人たちにとって、米軍基地の問題はいつでも生活の問題でした。そして選挙は、その米軍基地の問題とからんでいて、その意味でも沖縄の人たちの身近な生活の問題でした。沖縄県知事に糸数慶子さんが選ばれるか仲井真弘多さんが選ばれるかは米軍基地問題の今後を大きく左右することにもなります。
告示されてから10日余り、厳しい選挙の様子が伝えられています。沖縄県知事選候補の糸数慶子さんのことで、いくつかの直接の情報も届いています。できることは限られていますが、糸数慶子さんを応援する市民グループの活動を支援できたらいいというのが、今回のお願いの主旨です。
投票日まで1週間余りです。市民グループの活動を支援する為、仮払いで活動資金を既に送金しています。ご協力いただける方は、下記の郵便振替口座にご入金をよろしくお願いいたします。
2006年11月11日
菅 澤 邦 明
郵便振替口座 01170-3-4901 西宮公同教会
沖縄県知事選挙に当たって
11月19日は沖縄県知事選挙の投票日です。
1972年、沖縄が本土復帰してから34年、いまだに国土の0.6%に過ぎない沖縄県に米軍専用施設の75%が集中し、「米軍再編」の名の下に米軍基地がジュゴンの住む辺野古に作られようとしています。また、低い就職状況や所得の低さなど沖縄を取り巻く情勢は厳しさをましています。
ですから今回の沖縄県知事選挙は、目先のことだけではなく、沖縄の50年、100年先の運命を決めるともいえる重要な選挙です。
8年前、当時の大田昌秀知事をひき下ろすため、日本政府はなりふりかまわぬ選挙戦術で県経済界の稲嶺知事を誕生させました。けれども、米軍による事件や事故はかわらず、低所得・高失業率は何も変わりませんでした。日本政府やアメリカ政府への働きかけもないままに引退を表明、同じ経済界からの候補を後継者にしました。
一方、それに対抗する私たちの勢力は候補者擁立に時間がかかり、10月に入って参議院議員の糸数慶子さんを知事候補としました。
糸数さんは、平和の視点と自然や文化にスポットを当て沖縄を紹介する平和ガイドのさきがけとして活動し、1992年以来沖縄県議会議員連続3期当選、2004年の参議院議員選挙(沖縄選挙区)で自公候補を破り当選した経歴を持っています。
ですから、例えば沖縄にとって大切な「観光産業」にしても、財界的発想ではなく県民の目線で循環型の観光を提唱しています。女性の立場から小児・母子医療政策への取り組んだ実績を生かし、福祉や環境、女性に対する政策を提言しています。
しかし何より普天間基地の県内移設を容認する候補者を選ぶのか、国外移設を主張する糸数慶子候補を選ぶのかが問われています。
大変厳しい選挙です。相手候補は政策的論争を避けて物量による選挙戦をしています。大量のビラやポスター、得体の知れない団体の名を使っての違法ポスターなどが氾濫しています。
残り1週間の選挙戦、何が何でも糸数慶子候補を当選させたいと願っています。それは沖縄だけにとどまらず「教育基本法改悪」、「憲法改悪」阻止につながる闘いです。
ぜひ、御協力ください。励ましやカンパをお寄せください。
2006年11月12日
沖縄 後 藤 聡
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