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2008年05月02週
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 中国の胡錦涛国家主席が日本に来ていますが、チベット問題や餃子問題などのこともあって、少なからず風当たりがきつかったりします。というか、隣国である中国と日本は、昨今いろいろあれこれやりあうことが多い関係になっています。その隣国の国家主席と首相の“親分”の話し合いのテーマは、‘中問題、▲船戰奪般簑蝓↓E譽轡奮ぅス田、ぅョウザ問題、ニ鳴鮮問題、国連安保改革の5項目です。そんなことを話し合った後の “記者会見”の要旨をながめて、“その器”を比べてみたりしています。で、論語の「子曰く、君子は器ならず」を「君子は専門家ではない。器はすべて特定の用途のために作られ、それ以外の用途には適さない。舟は水に浮かべるが山には登れない。車は陸を行くが海は渡れない。君子はそのように用途の狭い器のような専門家であってはならない」「・・・すべての人が技能を当然持ちながら同時に広い視野と行動力を持ちうるようでありたいという希望」と読んでいるのは桑原武夫の「論語」(ちくま文庫)です。


 たとえば胡錦涛国家主席は中国と日本は「アジアと世界に重要な影響力を持つ国」だと理解しています。チベット問題では「国内問題である」と逃げているように聞こえますが、中国と日本“アジアと世界に重要な影響力を持つ国”なのですから、もっともっと広い意味での世界の平和についての理解を共有することで、その影響力を強く発揮することが可能かもしれません。例えば、ミャンマーのサイクロンの被害のことで、中国と日本はそのアジアでの重要な影響力で重要な働きをする力を持っています。5月2日〜4日にかけて吹き荒れたとされるミャンマーのサイクロンで、2万人以上、10万人に達する人の命が奪われたらしいことが伝えられています。そんなたくさんの人が死んでしまった自然災害の現場が、どんな極限の混乱状況にあるかは、1995年1月17日の兵庫県南部大地震の現場を生きた経験で、少しは想像することが出来ます。しかしながら、ミャンマーのサイクロンの被害と被災した人たちのその後のことの情報は、ほんの少ししか伝わってきません。中国が後ろだてになって、更にその後ろの後ろぐらいの後ろだてになって日本も支えているミャンマーの軍事政権は、情報を広く伝えることも緊急の支援も拒んでいます。「アジアと世界に重要な影響力を持つ」と言っている中国の主席も、「アジアと世界に重要な影響力を持つ」と言われている日本の首相も、極限の混乱状況にあるミャンマーのサイクロンの被災者のことは話題にならなかったということでは、“その器”はそんなに変わらないかもしれません。ギョウザ問題を話し合いのテーマににしたのは日本なのでしょうが、それが何にもまして「アジアと世界に重要な影響力を持つ」中国と日本の重要課題にしてしまうのは、日本と日本の首相の“その器”はかなり小さいと言わざるを得ません。


 日本にとって、国連安保理の常任理事国入りは“悲願”ということになっています。この悲願は、中国などが好ましくないと思っていて、達成できないままです。このことについて、胡錦涛国家主席は「日本が国際社会で更に建設的役割を果たすことを期待する」と、否定はしませんが肯定もしません。というか、ギョウザ問題を「アジアと世界に重要な影響を持つ」中国と日本の“親分”の話し合いに、テーマとして何がなんでも持ち出すとすれば、その国に“更に建設的な役割を期待する”ということがあっても、アジアはもちろん世界に重要な影響力を持つことになる、日本の安保理常任理事国入りを認めるはずがありません。“その器”が大きいわけではなくって、“器”の利用の仕方を心得ているという意味でも胡錦涛国家主席のほうが“その器”が上なのです。


 孔子の「子曰く、君子は器ならず」の「君子はそのように用途のせまい器のような専門家であってはならない」「すべての人が技能を当然持ちながら用途に広い視野と行動力を持ちうるようでありたいという希望」が、中国と日本の“親分”の器比べにそのまま当てはまる訳ではありませんが、「アジアと世界に重要な影響力を持つ国」「日本が国際社会で更に建設的な役割を果たす」と言及する胡錦涛国家主席の器のほうが、拉致問題とギョウザ問題にしか言及できないに日本の首相の器より小さくはないのです。
多分中国も日本も、胡錦涛国家主席が言及するように、「アジアと世界に重要な影響力を持つ国」です。この国もこの国の人たちも、それが自分の国のことであると多分考えていないかもしれません。「アジアと世界に重要な影響力を持つ国」日本は、その影響力について迫ったり迫られたりするはずの、影響力のある2つの国の出会いで、なぜかギョウザ問題にこだわっています。多分、影響力とはそもそも何があるかが理解していたいからです。もし、“重要な影響力を持つ国”として、その影響力を駆使していたとすれば、例えば“国際社会での建設的な役割”を果たした結果、国連の安保理常任理事国入りを、常任理事国である中国が否定はしませんが、肯定もしない、ということにはならなかったかもしれません。


 「子曰く、君子は器ならず」の“君子”は、重要な影響力を持つことのもつ意味や、建設的役割の役割を理解していますから、ぼんやり“用途の狭い器”をしていたり、“広い視野と行動力”に気付かなかったりはしません。
ということで、隣国の国家主席が全く「君子器ならず」の君子であるという訳ではないのでしょうが、ギョウザ問題や拉致問題で勝負に出る国のこの首相が“君子は器”(用途の狭い器)であるのは間違いないかもしれません。
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