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小さな手大きな手

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2009年04月03週
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 電車を乗り継いで、阪急北千里駅の先にある千里北公園にまで出かけるのは、春は公園の至る所で咲いている、たんぽぽに出会えるからです。
このあたりで、たんぽぽの“名所”と言えば津門川です。津門川の石垣に根を張ったたんぽぽが、春になると至る所で咲き始めます。なにしろ石垣のすき間は厳しい条件で、小さく1株の、小さな葉っぱの、小さな花を咲かせるたんぽぽもあれば、大きく2、3株の、大きな葉っぱの、大きな花を咲かせるたんぽぽもあります。更に、他の雑草(ぎしぎし、よもぎなど)と競い、光を求めてうんと茎をのばすたんぽぽもあります。そんな津門川のたんぽぽは、すべて“セイヨウタンポポ”です。特徴は花を包む“総苞(そうぼう)”の外片がそり返っているところです。
 

 千里北公園は、なだらかな斜面の中央部分に、20メートルを超えるポプラが約30本並んでいて、春先に花を咲かせる時の“花粉?”が飛んで空がかすんでしまうこともあり、夏には長い茎の葉っぱが風で触れ合って、カサカサ音をたてていたりします。公園の少し急な斜面は、ススキや葛の藪になっていて、その境界のあたりにたんぽぽが群生しています。


 “カンサイタンポポ”です。特徴は“総苞”の外片がしっかり花を包み込むようになっているところです。街中だけでなく、多くの場合見られるのはセイヨウタンポポで、千里北公園のように関西たんぽぽが群生しているのは珍しいかもしれません。千里北公園のたんぽぽは、四月中旬になると、公園の至る所で黄色の花を咲かせます。17日に幼稚園の子どもたちと千里北公園を訪ねた時も、たんぽぽは“満開”のはずだったのに、公園に足を踏み入れても、どこにも黄色のたんぽぽは見つかりませんでした。その時の気象条件、特に光に敏感なたんぽぽは、17日の朝のように曇った状態では開花を止めてしまうのです。満開のたんぽぽが見られなくて、残念に思いながらセコイアの森で木登りに挑戦することになりました。枝が、次から次へとはしごのようになっている千里北公園のセコイアは、木登りに“最適”なのです。「“両手・片足”か“両足・片手”を必ず木の枝に確保しながら登るのです!」と、しつこいくらい注意されて、子どもたちの木登りが始まりました。そんな子どもたちの木登りの様子の写真を、子どもたちはより少し高い位置まで木に登って写していて、近くの藪に黄色いものが増えていることに気がつきました。雲がきれて太陽が顔を出し始めた光で、たんぽぽが少しずつ開き始めたのです。で、子どもたちとたんぽぽの開花を“観察”することになりました。しっかり閉じていた花が、少し緩んで、少しずつ少しずつ開いていきます。風でゆれると、その分だけ開くように見えるのは錯覚なのでしょうが、少しずつ少しずつ確実に開いていくのです。そうしてゆっくり開いていく様子は、開花を惜しんでいるようにも見えたりします。そうはいっても、簡単に開いてはくれないたんぽぽに、子どもたちはあきてしまいます。子どもたちは“おにぎり弁当”を食べ始める時間になっても、たんぽぽはゆっくりゆっくり開花を続けていて、その様子を断続的に写し続けました。木登りをしていて、たんぽぽが開花し始めるのを見つけて、“ねらった”たんぽぽが花弁をそっくり返るくらいに開ききるのに、17日のような気象条件で約1時間15分かかっていました。そんな千里北公園の、開花を始めたたんぽぽとそれがほぼ開ききったたんぽぽの拡大した写真を、教会のウィンドーに掲示してあります。
 

 5、6年前のことですが、兵庫県内の非学校法人の幼稚園(102条園ともいう)の集まりで、たんぽぽをテーマにした歌を作ることになりました。みんなで持ち寄ったたんぽぽの情報をもとに、リピート山中さんの作曲で“たんぽぽ”という曲が生まれました。子どもたちは昼食の後、左右にたんぽぽを見、時にはたんぽぽの中の細い道をたんぽぽを踏まないようにして歩いて、たんぽぽを踏まないで公園の中を走ったりしました。
 

 たんぽぽ(関西たんぽぽ)のことを描いた絵本「たんぽぽ」(甲斐信枝作・絵、童心社)は、たんぽぽに魅了され凝視し続けた人であって初めて可能になった絵本です。描かれている雑草・たんぽぽの生態も見事ですが、「たんぽぽ」でたんぽぽが大好きになってしまいます。道端や野原のありふれた自然の営みは、見つめたり気がついたりしてみれば、人として生きることを励ます使信にもなり得るのです。
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