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2009年05月05週
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 新型インフルエンザの事が、あれこれ波紋を呼んでいて、関西方面で計画されていた会議が中止になったり、5月17日は神戸方面のカトリック教会のミサが中止になったり、24日には教会学校が中止になった教会もあったことなどのことも伝えられています。西宮公同教会、教会学校、公同幼稚園では、新型インフルエンザ感染が確認されるなどの事実がない限り、予防的な対応はしないことにしていきました。ただし、公同幼稚園の休園と、その後の保育の実施などの経緯については特別に報告しています。一方で、兵庫、大阪などで新型インフルエンザの感染が確認されて、学校などの一斉休校、マスク着用などの“予防的対応”が、決定ないし自粛(ないしは自粛の強制)という形でとられてきました。新型インフルエンザは、現在までの経緯(5月30日)を見る限り、“重症”になる例が全体の感染者に比して少ないこと、そして何よりも感染を防ぐことが難しく、その予防的対応の効果は確認されてはいません。
 

 というような訳で、余計なお世話でしたが、兵庫県新型インフルエンザ対策本部長(井戸敏三知事)に文書を届けることにしました(5月28日、兵庫県知事秘書課長宛て)。以下その文書の抜粋です。
 


 5月16日になり、神戸市などで渡航経験のない高校生の感染が確認され、兵庫県は新型インフルエンザの感染が確認された市町、結果的には県内すべての幼・保・小・中・高・大などの教育機関を5月18日〜5月22日まで“休校”とすることにしました。
 このことは、教育機関の“休校”だけの問題ではなくなって、兵庫県内・外への人の移動、たとえば観光地での予約の解約、修学旅行の中止、飲食店利用の自粛などの状況を幅広く引き起こし、「関西の経済損失は743億8000万円」と試算されたりもしています(5月28日、朝日新聞)。
  こうした“自粛”“自粛の強制”が県民生活を圧迫している様々な現実と、5月27日の兵庫県の学校閉鎖の新基準の決定は、危機管理のあるべき基本が充分に反映されていないように思われます。以下、今回の新型インフルエンザの具体例をもとにした危機管理の基本を再確認することとします。
 1.2009年5月9日のカナダから米国経由で帰国した高校生2人と教諭1人の“国内初の感染”の確認と隔離入院などの措置、それが「世界的大流行の直前の兆候を意味する警戒度『フェーズ5』であった」としても、そのことの冷静な理解とその後の対応が適切になされてなかった。
 反祁織ぅ鵐侫襯┘鵐兇フェーズ5の警戒度”と言われるほど危険なものであったとすれば、5月9日に感染が確認された高校生と同じ飛行機に乗っていた人たちは、ほぼすべて機内で感染し“パニック状態”になっていたはずである。そして、その後の海外からの飛行機による帰国者の感染の確認の場合、ほぼ当事者に限られているにもかかわらず新型インフルエンザも、その感染力も危険であるということが広く流布されてしまった。
 ⊃祁織ぅ鵐侫襯┘鵐兇蓮△修両評は従来のインフルエンザとは変わらず、発症・検査により確認した時点で、患者の広範囲な移動、接触などが起こってしまっている。更に“予防”の為、広く行われている簡易マスクの不完全な着用によっては、まき散らされたウィルスによる感染は防ぎにくい、あるいは全く不可能であるにも関わらず、不完全な“予防的”な対応がとられてしまった。
=2.以上の事から、危機管理の基本として、取られるべきであったのは以下の諸点であったように思われます。
  肇侫А璽5”と言われていた感染の具体的事実の検証。感染と感染者との接触の事実(たとえば長時間飛行機に同乗する)から、感染力は必ずしも強くなかったことの早い段階での告知。
 ⊃祁織ぅ鵐侫襯┘鵐兇隆鏡を防ぐことは、完全にはもちろん一般的にも難しかった。結果取るべき対応。
イ.平常の生活を続けることが基本で、特別に予防的な
  対応の必要はないという告知。
ロ.発熱などの症状が出た場合は、それとして平常の対
  応で済むことの告知。
ハ.結果的に新型インフルエンザの感染が確認された場
  合は、医療機関・行政が必要な対応をするので安心
  してほしい、という呼びかけ。
 “危機管理”は、それが起こってしまった時には、初動を含め対応は極めて難しいことを、1995年1月17日の兵庫県南部大地震で体験しました。そして、何より求められるのは、限られた情報・時間の中で起こっている事実を確認し、広く伝えることでした。今回の新型インフルエンザの場合であれば、“フェーズ5”であるにも関わらず、感染力も症状も重大なものではなかったこと、同時に感染を防ぐことが困難であったこと、結果的には平常の生活を続けるしかないこと・・・の判断、そしてそれを呼びかけることでした。

 
 重症者が少なく感染を防ぐことが難しいにもかかわらず、“予防”や“自粛”(ないしは自粛の強制)に傾いて行った経緯で問われることになったのは、本当の意味での人の命を守る意志であったように思えます。

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