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小さな手大きな手

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2010年04月02週
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 幼稚園の畑では、いちごの白い花が咲き、さっそく“ランナー”も延びはじめています。いちごはランナーを延ばして着地した場所で根を張り、葉っぱを広げて新しい苗になります。そんな手間が面倒で、大半は市販の苗で間に合わせていますが、ひと畝だけは、幼稚園の畑で育った苗が植えられていて、同じように白い花を咲かせています。
 3学期の終了前にジャガイモの“種(親いも)”を植え、新学期になってすぐ里芋の“種(親いも)”を植えました。ジャガイモは小さいものはそのまま、大き目のものは包丁で切って、切った部分に灰をつけ、その部分を下にして植え込みます。里芋は、親芋から分離した部分を下に、もじゃもじゃの“髪の毛”の部分を上に植え込みます。ジャガイモも、里芋も親芋を植え込むと、それに引っ付いていっぱい“子芋”が育つ様子に、収穫した子どもたちは驚いて大喜びします。じゃがいもは、白(ないしは紫)の花が咲き始める頃、試しに掘って試食したりします。里芋は、盾のような葉っぱをちぎって頭にかぶったり、何よりもおもしろいのは、はすの葉っぱと同じように、はじかれた雨滴(水滴)が葉っぱの上をころころころがるところです。
 昨年9月に、1800本ほど咲いたひがんばなは、今は葉っぱだけで、その葉っぱも少しずつ黄ばみはじめています。もうしばらくすると、跡型もなく消えてしまい、9月の中旬になるといきなり芽を出し、あれよあれよと言う間に、真っ赤な花を咲かせます。「そう言えば阪急電車の窓から、ひがんばながいっぱい咲いているのを見ましたよ」と、先日3月に神戸女学院大学を定年退官された山本先生がおっしゃっていました。たぶん、西宮北口周辺で、あんなにたくさんのひがんばなが咲くのは、西宮公同幼稚園の畑ぐらいのものです。その幼稚園の畑の北側は、ひがんばなに負けないくらい水仙が密生しています。でも、花を咲かせるのは数十本だけなのは、どうしてだろうかと思っています。
 幼稚園の畑には、毎年200本のたまねぎの苗を植えます。昨年も一昨年も、そのたまねぎは思ったほど大きくなりませんでした。今年も、たまねぎの育ちはすくすくという様子ではありません。ふと気付いたのは、どうも肥料が間違っていたのではないかということです。たまねぎは、“玉”の部分にかくれるようにして退化した茎があり、そこにへばり付くように根っこがはえています。緑の葉っぱはそのまま“玉”につながっていますから、いわゆるたまねぎは葉っぱなのです。ですから、たまねぎを、すくすく大きく育てるのには、葉っぱになる栄養分、肥料が必要です。そうなると、鶏糞ないしは牛糞ということに
なるのですが、昨年も一昨年も主として油かすを肥料としていました。「バランスのとれた肥料ということだったら、油かすだよ」と亡くなった母に教えてもらっていて、幼稚園の畑ではいちごもじゃがいももさつまいもも肥料の中心は油かすです。ほぼすべてが葉っぱであるたまねぎに遅ればせながら鶏糞を“追肥”にしました。今年も幼稚園の畑のあらゆる場所で甲状の細長い葉っぱを伸ばしているのが“のびる”です。ゆり科、ねぎ属の多年草の“野草”ですが、幼稚園の畑では他のどんな野菜よりも大きな顔をしているのが“のびる”です。ちょうど今頃がのびるの食べごろで、さっと湯がいて酢味噌和えにすると格別ですが、西宮公同幼稚園では“のびる焼き”が一番のおやつです。のびる焼きは、球根ごとひっこ抜いて球根ごと1センチに刻み小麦粉で溶いてお好み焼き風に焼いて醤油味でたべます。(そののびる焼きはできるだけ薄く溶いてとろけるやわらかさにして食べるのが秘訣ですが、焼きにくいので玉子をといて加えたりします。)
 その、のびるが幼稚園の畑一面に広がってしまうのは、旺盛な繁殖力、植物としての“仕掛け”があってのことです。のびるは、地中の球根部分に引っ付いて“子球根”を育てています。5月頃になると茎が伸び、せんこう花火を逆さにしたような花を咲かせます。その花が終わると、小さな皿に大盛りの種子ができて、それが飛び散って芽を出し新しいのびるになります。そんな具合ですから、幼稚園の畑は、あそこも、ここものびるなのです。
 幼稚園の畑のもう一つの“名物”がひまわりです。“大輪一輪咲き”のひまわりの種を植えたのは、ずいぶん前のことです。今、ひまわりの種を植えることはありませんが、畑のあっちこっちで、春になるとひまわりが芽を出します。夏に咲いたひまわりを、そのままにしておくと枯れて種を落とし、落ちた種のほんの少しが生き延びて芽を出し、それを見つけ出して移植します。十数年有機肥料だけで、耕した畑は肥えていて、ひまわりの幹はふた握りを越える太さに、背丈は子どもたちの背丈の3〜4倍になります。ただし、大輪一輪咲きだったひまわりは“野生化”していて、そのままだと、葉っぱのつけ根からそれぞれ枝を伸ばします。その枝を摘みとって大輪一輪咲きに仕立てたのが、西宮公同幼稚園の畑のひまわりです。
 広さ約300坪、借りることになってから約20年、西宮公同幼稚園の畑で繰り広げられる生命のリレーに、訪ねる度に子どもたちは驚いたり喜んだりしてきました。 height=1
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