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2010年09月02週
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 1987年に発行された、聖書の新共同訳(共同訳聖書実行委員会、日本聖書協会)は、“小見出し”が付いているのが一つの特徴になっています。更に何よりの特徴は共同訳であることです。キリスト教は、イエスの死後、いろんな伝えられ方、成り立ちを経て、カトリック教会に統合されます。(統合されたと言っても、それはカトリック教会の教会史の中だけのできごとであって、パレスチナから、西方、エジプトなどでは、カトリック教会の歴史に統合されない、別のキリスト教の歩みを、今日に至るまで経てきているのですが)。そのカトリック教会からの分派が起こる(始まる)のが、16世紀のいわゆる宗教改革です。宗教改革によって、カトリック教会によるキリスト教の独占が崩れ、キリスト教をめぐるそれぞれの主張によって、“教派”が生まれることになります。日本の場合、カトリック教会による布教で始まり、明治維新以降、英米の教派(プロテスタント教派) による布教が始まり、その布教の重要な手掛かりである聖書も日本語に翻訳されることになります。当初一部の巻の分冊であったものが、新旧約聖書すべての翻訳、それも、大きく分けて、カトリック教会、プロテスタント教会緒教派が、別の日本語訳の聖書を持つことになります。カトリック教会の日本語訳聖書は、比較的新しいものとして、「聖書 バルバ口訳」(1975年)、「フランシスコ会訳聖書」(1950年代から分冊で刊行)などがあり、プロテスタント教会の日本語訳聖書は、1906年( 明治39年)の「聖書(いわゆる文語訳)」、1955年に改訳された「聖書(口語訳)」が普及していました。そうした経緯があって、カトリック教会とプロテスタント教会が共通の日本語聖書を持ちたいという気運が生まれ、双方の聖書学者が集まった翻訳作業の結果生まれたのが1987年の「聖書 新共同訳」です。その新共同訳聖書の特徴の一つが“小見出し”です。たぶん、聖書を手にした人が読みやすい、解りやすいを念頭においた結果、この小見出しの採用になりました。いずれにせよ、カトリック教会とプロテスタント教会が、共通・共同の日本語訳聖書を持つことはたやすいことではありませんでした。キリスト教が伝えられる経緯、その手掛かりとなった聖書の、重要な固有名詞一つとっても、同じではありませんでした。
 たとえば、教祖は、カトリック教会の場合、イエズス・キリスト、プロテスタント教会の場合は、イエス・キリストと呼びならわしてきました。伝統的に、呼んできた固有名詞を一つに統一するのはなかなか難しく、一旦は“イエズス”に統一されたものの、一般社会ではイエスであることを理由に、新共同訳聖書でイエスと統一されることになった、というようなことを聞いたことがあります。
 1987年にその「聖書 新共同訳」が刊行されることになって、多くのプロテスタント教会は、それまでの「聖書」(通称“協会訳聖書”)から、「聖書 新共同訳」に切り替えることになりました。なりましたが、西宮公同教会では、切り替えないで、協会訳をそのまま使っています。理由は、他のものと比べ、全体としては優れた翻訳だと言われているからです。新共同訳聖書の小見出しは、“読みやすい”“解りやすい”ことになっていますが、その小見出しが、聖書の本来の意味を読みとる妨げになったりしています。マルコによる福音書16章9〜15節は、新共同訳聖書の小見出しでは、“結び一”“結び二”となっています。マルコによる福音書の重要な“結び”と理解されていることになります。しかし、今日までマルコによる福音書が読まれてきた歴史では、16章9〜15節は、後世の“付加”であることが、おおむね了解されています。小見出しで9〜15節で“結び”言わば結論ということになってしまうとき、マルコによる福音書の理解は、この付加部分によって、大きく影響を受けることになります。付加は付加なのです。西宮公同教会で使っている、“一昔”前の協会訳は、翻訳の元になったとされるのは新約聖書ギリシア語本文と、その当時の米国で普及していた、英語訳聖書「The Revised Standard Version」(通称“RSV”)だと言われます。この英語訳聖書の特徴は、ギリシア語本文に忠実なことで、その“丸写し”とまで言われる協会訳聖書は、結果的に新約聖書のギリシア語本文を大切にすることになりました。従って、日本語訳聖書としては、“共同”“新”ではないにせよ、本来の意味での聖書の日本語訳ということでは、協会訳聖書は優れているのです。西宮公同教会では、新共同訳聖書に切り替えられる際、大量に処分されることになった、協会訳聖書を譲ってもらい、現在も使っています。 height=1
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