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小さな手大きな手

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2010年09月04週
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“2010年 公同子ども後川キャンプ”ナは、兵庫県自然保護協会の大沼弘一さんの計らいで、1日目の夜にオオサンショウウオと出会わせてもらうことになりました。関西以西の清流に住むと言われるオオサンショウウオは、時々話題になることはありますが、直接出会う機会はめったにありません。一人前になるのに20年、そして100年は生きるとされるオオサンショウウオが、生息する条件は限られていて、どこでも、いつでも、という訳にはいきません。大沼弘一さんは、生息の条件である清流、そして清流にしか生息しないエサとなる生きものが得られるかなどの難しさ(オオサンショウウオにとって!)などを、映像を使って説明した後、“それでは、連れてきます”と言って、闇に消えて15分くらいして帰ってきた時には、大きな手網に入ったオオサンショウウオを抱くようにしていました。普段、トカゲを追い回したりする子どもも、オオサンショウウオの大きさにはびっくりします。グロテスクで大きな口、あるかないかの目、即席の水槽の中をゆっくり体をくねらせて歩くオオサンショウウオは、でもかわいいのです。中でも、子どもたちが交代で触らせてもらった、体の大きさに比べると極端に小さい、人の手のように分かれた足指は生まれたての赤ちゃんの手のように柔らかくて、思わずそっとさわってしまいます。なのに、小さな足で、体をくねらせて歩く速さには驚かされます。


 そんな、オオサンショウウウオとの出会いをキャンプで体験して、それを、夏休みの“自由研究”の課題にしようとした子どもたちもいます。専門家の助けで、たった一回の体験を、自由研究に組み立てるのは難しいのではということもあって、出しゃばりを承知で、身近な自然との出会いを、自由

 夏休みも残り10日の8月下旬になると、子どもたちの宿題の話題は“残りは自由研究だけ!”、それを今までもよく聞いてきました。“自由研究”という宿題のねらいは知りませんが、自由研究という名の宿題は子どもたちの手に余るはずです。“自由研究”を“研究”してまとめるのは、身近に課題と出会って、初めて可能になりますが、自由にしている限りなかなか見つかりにくかったりしますから、“夏休みが残り10日!残っているのは自由研究”ということになってしまいます。“自由”に“研究”してまとめるのは、実は至難の業で、身近な人々の手助けがない限り、課題の発見もまとめも難しいのです。来年度は、普段から子どもたちの自由研究の課題提供などで協力することを考えています。


 で、自由研究の課題として提案したいのが、西宮公同教会・幼稚園の前を流れる、津門川およびその自然です。二面が石垣になっている川の成り立ちはもちろん、川魚、水鳥、水草、昆虫、石垣の草木など研究課題いっぱいの身近な川が津門川です。ただし、そんな身近な川も、普段から付き合っていないと、研究課題が見つかりにくくなりますから、ほんの少し、そして徐々に、普段から津門川と付き合って欲しいものです。


 以下、津門川で、自由研究する場合の課題の手がかりのいくつかを示してみます。


①どうして、阪急から北、171号線から南の津門川は、まっすぐに流れている のか。川の流れのことなどの歴史を、地域の人に聞いたりしながらまとめ る
②津門川に入って川掃除をしている人たちとの出会い、そうして川を守って いる人たちが見つめている川を、自分でも見つめてみる
③アカネ、イトトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマなど、津門川の川面を 飛ぶトンボの観察と、その生態のまとめ
④川をのぞいた時の、小さな白い花の発見、それがオオカナダモの花である こと、オオカナダモが大量発生している津門川の観察とまとめ
⑤オオカナダモのことになると、自由研究の課題は、更に広がる
 イ.魚道より上、171号線より下ではあまり見つからないのはなぜか
 ロ.オオカナダモの中にもぐり込んでいる川魚たち(コイ、ナマズ、ギン   ブナなどの大物と数種類の小魚たち)の発見、観察、まとめ
⑥通称、“水生生物育成場”と呼ばれる、丸太で囲った場所での、繁った水 生植物の発見、観察、まとめ
⑦“石垣”という不利な条件で育っている、多種類の草や木が、そこにたど り着くまでの研究、観察のまとめ
⑧もうすぐ整備が終わる、西北駅前公園で見つかる「ナマズ・プレート」の 発見、津門川のナマズの観察、研究、まとめ

 ということで、後川のオオサンショウウオのことはともかく、自力で取り組めそうな課題が、身近な津門川でいっぱい発見できます。( 小、中学生の津門川の自由研究のお手伝いをさせていただきます。毎月第1日曜日の津門川掃除を、手伝って、早目の自由研究に取り組んで下さい) 。
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