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2011年05月01週
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福島県知事 佐藤雄平様

 16年前の、兵庫県南部大地震の時には、福島県、そして県民の皆様の幅広い地域の皆様に支援を頂いたことを、ここに改めて感謝いたします。同じ兵庫県の仲間を支援する為に生まれたのが、私どもの兵庫県南部大地震ボランティアセンターです。その後、その活動を継続すると共に、ささやかではありますが、国の内外の自然災害の被災地、被災者を支援してきました。
 1998年のトルコ西部大地震の時には、兵庫県の提供した仮設住宅建設を手助けする“大工さん”をJICAに協力して派遣しました。2002年の三宅島の噴火では、全島避難とその後も、中でも子どもたちを支援する働きを、今日に至るまで継続してきました。
 この度の大地震・大津波による東京電力福島第一原子力発電所の事故にあたっては、原子力発電所から60キロ圏内で生活する子どもたちの内部被曝に強く関心を持って見つめてまいりました。ささやかではありますが、福島市、飯舘村、川俣町、郡山市、いわき市の子どもたちに、防塵マスクを届けさせて頂いております。今後も継続いたします。
 福島の子どもたちの低線量(すでに低線量でもなくなっている)被曝を目の当たりにして、以下のことを強く要望致します。

 ① たとえば、福島市内であっても年間の積算被曝線量が20ミリシーベルトを超えてしまう事実を直視していただきたい。

 ② 東京電力福島第一原子力発電所の事故は、そのいずれをとって、かなり長期にわたって大量の放射線を放出し続けることになる事実を直視していただきたい。

 ③ 東京電力福島第一原子力発電所の事故は、そこから約60キロの福島市であっても放射能が届き、広い範囲に拡散させている事実を直視していただきたい。

 ④ 低線量であっても、乳幼・小児の放射線被曝は、確実にDNAを含め多数の分子結合を切断し、結果、確実に免疫系に生物学的損傷を与え、中でも放射性ヨウ素による被曝は、確実に将来の甲状腺ガンを引き起こす事実を直視していただきたい。

 ⑤ “低い”とは言え、放出・漏れている放射能が福島県内に広い範囲で飛散していること、観測される放射線の量がそれを示していることを直視していただきたい。

 ⑥ 以上、言うまでもなく乳幼・小児はもちろん、妊婦は可能な限り放射線被曝の少ない、ないしは受けることのない場所に移る措置を、すみやかにとっていただきたい。

 福島県及び県民の皆様が、東京電力福島第一原子力発電所の事故で直面することになった困難の数々は、一つの県で対応し得るものではないことを、私たちなりに理解します。乳幼・小児、妊婦の皆様が場所を移るに際しては、最大限の協力をさせていただくのはもちろんです。

2011年4月30日
兵庫県南部大地震ボランティアセンター
(代)菅澤邦明
連絡先:兵庫県西宮市南昭和町10-22 
電話:0798-67-4691 height=1
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