東京電力福島第一原子力発電所で、3つの原子炉がほぼ同時にメルトダウンするという大事故が起こってしまいました。その結果、大量の放射能が大気中に放出され、広い範囲の環境を汚染し、おびただしい人が放射線で被曝することになりました。
壊れた原子炉の復旧は、復旧作業にあたる人たちが大量の被曝をする状況の中で続けられていますが、収束の見通しが立っていません。壊れた原子炉からは、引き続き大量の放射能が漏れ続けています。
壊れた原子力発電所から60キロメートルの、福島市や郡山市などでは、毎時1.5マイクロシーベルト前後の放射線が、①事故から100日を超える今も測定されています。これは、たくさんの人たち、中でも影響を受けやすい子どもたちの放射線による被曝が、毎日毎日、今日も続いていることを意味しています。世界中、今だかつて、こんなにたくさんの人たち、中でも子どもたちが日常的に放射線で被曝をするということはありませんでした。壊れた原子力発電所から放出され続けている放射能は200キロ圏を超え、さらに広い範囲で測定されています。そして、子どもたちの日常的な被曝は、福島に留まらず、例外なく私たちの身近にも及んでいます。
被災者生活支援長田センターは兵庫県南部大地震ボランティアセンターと協力して、仙台を拠点に、主として福島の被災地、被災者を支援するボランティアを派遣しています。庄司宜充さんです。庄司宜充さんからは「放射能と生きる」福島の人たち、南相馬市で、飯舘村で、伊達市で、本宮市で、川俣町で、二本松市で・・・日常的に放射能と生きる人たちについて報告していただきます。
日時:2011年7月8日(金)午後6時30分
場所:神戸教会階下講堂(駐車場西口からお入りください)
報告者:庄司宜充さん(被災者生活支援長田センター・兵庫県南部大地震ボランティアセンター共同派遣、兵庫教区無任所教師)
報告:福島からの報告-放射能と生きる-
参加費:1,000円(資料代を含む)
共催:兵庫教区被災者生活支援長田センター・兵庫県南部大地震ボランティアセンター
協力:関西神学塾
「子どもを守れ」のワッペンをお届けします
大地震と大津波、中でも原子力発電所の大きな事故から3ヶ月経って、放射能の影響は広がるばかりです。放射線被曝について、中でも子どもたちの被曝は絶対にあってはならないはずなのに、被曝を前提に上限が20ミリシーベルト(年)だったり、1ミリシーベルト(年)だったりで議論されてしまうのが残念です。どうであれ、子どもたちが被曝するなどということを許してはならないのです。
にも関わらず、被曝の量の問題にすり替えられて、たくさんの子どもたちが、日常的に被曝しています。
「誰も、誰も、何処からも、何処からも、助けは 来ない」子どもたちを守る、小さな叫びの共有をうったえる「子どもを守れ」のワッペンです。
兵庫県南部大地震ボランティアセンター
西宮市南昭和町10-22 0798-67-4691
協力:西宮公同幼稚園、西宮公同教会、教会学校、ききるんの会、メダカ工房
あなたも、「子どもを守れ」のワッペンを作る仲間になってください。材料や刺繍・作り方などのご相談は上記ボランティアセンターまで。
「子どもを 守れ」のワッペンに、木製のストラップに上記のカードなどを添えて、福島、仙台に届けています。
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