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小さな手大きな手

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2012年06月01週
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 2009年10月に、初めて訪れた篠山市後川で、羽束川の支流西山川沿いに子どもたちと歩いていて、小さめの白い花が咲いているのが見つかりました。バラの花のようでもあり、葉っぱの様子からさざんかのようでもありましたが、でも花は白でした。その花が、茶の花であること、後川では茶が栽培されていることをその時に知りました。しかし、花が咲いている茶畑は、茶摘みや手入れをしなくなっている茶畑とのことでした。そして後川では、田んぼが山の斜面で終わるあたりには、必ず茶畑のあることも解ってきました。半円に刈り取られた、緑色のかまぼこが幾列も並んでいる斜面や、かつて茶畑であったらしい斜面で、白い花が点在し、間からは、枯れたわらびが伸び放題だったりしている様子が、後川ではあっちこっちで見られます。後川は、茶を栽培する地域でもあったのです。
 「酒を飲まない日があっても、お茶を飲まない日は無い?!」くらい、お茶は身近です。そのお茶が、ペットボトルで販売されるようになって「そんなもの!!」と思っているうちに、ペットボトルがあたりまえになってしまいました。高校の2年余り、下宿で世話になっていた、父の旧制中学で同級のAさんの家で、食後のひとときは、Aさんの淹(い)れるお茶の時間でした。先に湯呑みにお湯を注ぎ、そのお湯を、茶葉を入れた急須(富山県氷見市では、確か、“きびしょ”と呼んでいた)に戻し、改めてそしてゆっくり湯呑みに注いで差し出されます。そんなAさんのお茶の時間は、その間に、人生のこと、社会のこと、家族のこと、仕事のこと、宗教のことなど、話が絶えないのでした。高校を終えて関西での生活になり、帰省する毎に立ち寄るAさんの居間でのひとときも、必ずそのお茶の時間になりました。
 お茶は身近で、茶摘みのことを歌った「夏も近づく、八十八夜…」は、何かの拍子に口ずさんでいるくらい身近でしたが、お茶の白い花を見て、手が届くくらいのところで茶畑と出会ったのは後川が初めてでした。そんな後川で、稲・米の田んぼ、どろんこ田んぼ、田んぼビオトープの田んぼを借りたりするのと並んで、茶畑を借りることでも、自治会会長の小倉久輝さんにお願いすることになりました。何ヵ所か紹介していただいたうち、旧後川小学校から近い、森田新治さんの茶畑に決まりました。おばあちゃんは、数年前まで茶畑の一部で茶摘みをしていて、その部分は摘める状態になりやすいこと、手摘みだったら、今春でも摘めなくはない、ということで、5月30日のねっこ、はっぱ組の子どもたちの茶摘みが実現しました。茶摘みというものが、どんなものか、昨年5月に、後川で茶摘みの師匠の、倉吉右衛門さんの茶摘みの様子を見せてもらっていましたが、きれいにかまぼこ型に整えられた茶畑を、機械で(バリカンで!)刈り取る様子からでも、茶の栽培、茶摘みは容易ではないことを見ていました。
 茶摘みは、期間は一週間以内、雨の日は摘めないということになっていて、5月30日は一日限りの機会でしたが、幸いなことに晴れになりました。何しろ手摘みですから、子どもたちだけでは到底間に合いません。お母さんが7人、NPOの3人が加わってのにぎやかな茶摘みです。当日は、倉吉右衛門さんがご自分の茶畑でも茶摘みを急がなくてはならないのに、摘みとった茶葉を入れる大型バッグ、実際に茶を刈り取って選別する仕方などを教えて下さいました。「自分のところの茶摘みもあるので!」とおっしゃって大急ぎで茶摘みに向かいました。そうして始まった、子どもたちと“応援隊”との茶摘みでしたが、摘めば摘むほど、なかなかの大仕事であることが解ってきました。かつては広かった斜面の茶畑の大半は、茶の木が大人の背丈をはるかに超えるくらい伸び切っていて、道路沿いのほんの2、3列がその日の茶摘みの範囲でしたが、手摘みではなかなかはかどらないのです。午前中1時間半、午後2時間くらい、応援隊の人海戦術で手摘みした茶葉は、大型のビニール袋で6袋分くらいでした。そして翌日、約45人のお母さんたちに人海戦術に加わってもらい、茶葉の選別、蒸す、手もみ、そしてホットプレートを使っての焙煎など、それぞれに分かれての“公同茶工場”の大作業になりました。選別と茶葉を蒸すのは教会1階の集会室、蒸したせいろは幼稚園玄関に運ばれ、時には子どもたちも手伝って手もみ、隣りの葉っぱ組の部屋には3台のホットプレートが並び、それぞれ2人ずつで焙煎するという流れ作業で、山のようにあった茶葉は、午後2時、子どもたちの降園の時間には、ほぼ終わっていました。全体で、6キログラム余りの“新茶”は、約25グラムずつ子どもたち全員の“おみやげ”になり、教会の皆さんにも日曜の礼拝の“おみやげ”になります。
 この“新茶”、葉っぱがほのかに香って、淹れた時にもほのかに香り、“あまい”味が特徴です。 

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