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2013年05月03週
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 東電福島で、原子炉の冷却の為に注水して漏れ出している汚染水(1日約800トン、内地下水400トン)を減らす為、混入している地下水を汲み上げて海に流すことが計画されています。「東京電力の新妻常正常務は7日、いわき市の鈴木英司副市長と市役所で面会し、13日の県漁協組合長会で了承が得られれば、福島第一原発内の地下水の海洋放出を実施する方針を示した。早ければ今月にも放出するとみられる」「東電が放出に理解を求めるのは、汚染水対策として整備した『地下水バイパス』用の井戸から汲み上げた水の一部。東電と検査機関の分析では、全12本の井戸の内、『A系統』と呼ばれる4本の井戸の水に含むセシウムは、1リットル当たり最大0.12ベクレルで放出許容目安の1ベクレルを下回る。トリチウムは1リットル当たり最大39ベクレルで、放出する際に告知が義務付けられている6万ベクレルの千分の1以下になっている」(5月8日、福島民報)。で、「月内にも地下水を海へ」(前同、福島民報)となっていた、地下水の海への放出は、福島県の漁業者の了承が得られず先送りになりました。「東京電力福島第一原発から出る放射性汚染水を減らすために東電が目指す敷地内の地下水の海への放出は、13日、福島県の漁業者の了承が得られず先送りとなった。東電と福島県漁業協同組合連合会の見込みより、漁業者の不信は大きかった」(5月14日、朝日新聞)。
 全体で800トンになって漏れ出している汚染水の内400トンは壊れた原子炉の中で混入する地下水です。その汚染水を減らす為、井戸で地下水を汲み上げ、海に放出することになっていました。
 その、国、東電の計画を、福島県漁連は了承しませんでした。その理由は「組合員は汚染水を除去した処理水を流すと誤解している者も多い」(前同、朝日新聞)となったりしていますが、「誤解」より何より、国や東京電力の東電福島の事故理解や事故処理の誤りにこそ、問題があるように思えます。
 地下水が混入し、1日800トンの放射能汚染水が漏れ出すのは、東電福島の中でも、1〜3号機の燃料、原子炉が溶融し、それを冷やす為の水を注入し続けるよりないからです。何よりの問題は、絶対にあってはならない原子炉があれこれ壊れてしまっていることです。中でも、必要な冷却設備が壊れてしまって、外部から注水し冷却していて、その冷却水を“循環”させているとしても、要するに、壊れた原子炉ですから高濃度の汚染水となって漏れ出すのです。これが、東電福島の事故の現実です。壊れた原子炉は、外部から注水して冷やし続けるよりなく、壊れた原子炉からは注水した水が高濃度の汚染水になって(地下水約400トンが加わり、計800トン)漏れ出し続けるのです。漏れ出している汚染水の放射性物質の濃度は、1立方センチ

当たり、29万ベクレルです。この汚染水が増え続ける為、あれこれ策を弄したり しています。つい先日、この高濃度の汚染水を大量に、簡易地下貯水槽に溜めようとしましたが、“汚染水漏れ”を起こしてしまいました。
 はっきりしているのは、そして認めざるを得ないのは、東電福島で事故は起こってしまったことです。その結果の取り返しのつかない事故の現実の一つが、汚染水が漏れ出して止められないこと、更にこの汚染水は溜め続けるよりないのです。
 東電福島の事故が事実であるなら、その事実の一つが漏れ出し続ける汚染水のことであるとするなら、最優先の事故対策は漏れ出した汚染水をそれ以外のどこにも漏らさないことです。高濃度の汚染水が漏れ出すことが、東電福島の事故そのものであり、汚水の処理を完璧にすることがそのまま事故対策なのです。
 にもかかわらず、国、東京電力は本来それ以外にないはずの事故対策を、事ある毎に値引きしてきました。
 「東京電力・立地本部の松本純一本部長代理は『処理水扱いについては、放出するともやらないとも、まだ決定ができていない。全漁連からの意見も踏まえて、今後どうするか検討したい。ただ、半永久的にタンクを作り続けて処理水を溜め続けるのは現実的ではないと考える』と話した」〈2011年12月9日、朝日新聞)。
 「東京電力・立地本部尾野昌之本部長代理は『(地下貯水槽を使わないのは)非常に厳しい。無い袖は振れない』と『漏らした』」(2013年4月8日、朝日新聞)。
 絶対にあってはならない原子力発電所の事故の「絶対にあってはならない」は放射能を環境中に放出してしまうことです。当初環境中に放出された、大気中90万テラベクレル、海洋2万テラベクレルの放射性物質(東電事故発表)は、8県、102市町村に降り注いでしまいました。降り注いでしまった放射能は、どんな手段をもってしても除去はできません。
 それとは別に、壊れた原子力発電所を冷やす水が高濃度の汚染水になって漏れ続けています。今、その事での事故対策は、漏れ出した汚染水を決して他には漏らさないことです。汚染水を減らす為、掘った井戸から汲み上げた水を海へ放出する計画で、根本的に欠けているは、決して起こしてはならない原子力発電所の重大事故を起こしてしまったことの理解と覚悟です。これ以上、放射性物質を環境中に放出することを決してしないという覚悟のないまま、安上がりの簡易地下貯水槽に大量に汚染水を溜めることにし、簡易であったが故漏れ出していることが解った時、泥縄で別の場所に移すなどになったり、その程度の事故理解で、井戸を掘って汚染水を少なくできるとしてしまうのは、放射能という毒を扱う人たちには決してあってはならない態度です。
 起こってしまった東電福島の重大事故で、もし漏れ出している放射能汚染水のことで、事故対策があり得るとしたら、完全に安全にそれを溜め続ける設備を、万全の体制で準備し続けることです。
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