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2013年10月03週
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 15日の夜、ラジオから野球放送が聞こえてきたのが、広島・巨人による“クライマックスシリーズ”で、9回表の広島の攻撃でした。ピッチャーは西村、2死の後死球などで、1・2塁となったものの、コントロールが乱れることはなく、この日3安打の菊池の三遊間の打球を坂本が好捕、それを三塁に投げ走者を制して試合終了になりました。たまたま聞こえてきた広島の9回表は、少なからず危うくはありましたが、試合は巨人が支配・コントロールし、クライマックスシリーズは1勝のアドバンテージを加え2勝となったのだそうです。広島の9回表での、坂本の好捕、三塁に好送球した好判断の結果、試合を支配・コントロールし、巨人が勝利することになりました(以上、たまたま耳にしたラジオ放送を、翌日の「スポーツ報知」で確認)。
 その日、4人目のピッチャー西村は、ストライクが先行し、フォークボールで勝負できるのもコントロールが良かったからです。この日の巨人の試合運びも、西村のピッチングも、試合をコントロールした結果の勝利です。
 コントロールという言葉を、世界に向けて公言した日本の首相ですが、東電福島の汚染水の問題に言及する「所信表明演説」からは、コントロールという言葉が消えていました。「汚染水の問題でも、漁業者の方々が、『事実』と異なる『風評』に悩んでいる現実があります。しかし、食品や水への影響は、基準値を大幅に下回っている。これが『現実』です」(10月16日、朝日新聞)。
 「事実」と言うなら、10月15日の広島・巨人の“クライマックスシリーズ”で、菊池の打球を好捕、好送球した坂本の好守備の結果、巨人が試合に勝ち、広島が試合に負けたのは事実です。9回表、2死1・2塁まで頑張ったとしても、広島は負けてしまいました。くつがえしようのない「事実」です。
 同じように、事故の東京福島で、台風26号の影響を考慮して決められて、原子力規制委員会の認めた汚染水の排出基準は「事実」です。「台風26号の影響で東京電力福島第一原発の汚染水タンクを囲む堰内にたまった水があふれるおそれがあることから東電は15日、原子力規制委員会にどういう条件を満たせば水を外に流すかの暫定的な排出基準案を示した」「規制委員会は注文を付けたが、見直しがあったため同日深夜に了承した」。このやりとりは「事実」です。「了承された基準では、セシウム134が1リットルあたり15ベクレル未満、セシウム137が同25ベクレル未満、ストロンチウム90が同10ベクレル未満。これらを含む水を毎日2リットル飲んでも、1年間の被曝線量が1ミリシーベルトを下回るとして基準とした」という「基準」が了承されたのも「事実」であり、実際の「排出」にあたって「堰内にたまった水は一時貯蔵タンクに移して放射性物質を計測し、基準値を下回ることを確認してから排出するという」ことになったのも、「事実」です(以上、10月16日、朝日新聞)。
 しかし、10月16日早朝、前掲の「事実」ではない、もう一つ別のことが実施されました。汚染水は決まった「事実」に基づいて排出することになっていましたが、それでは間に合わなくて「決まった(決めた!)『事実』」を以下のようにひっくり返してしまうのです。「…その後も堰内に雨水がたまり続け、あふれそうになったことから、午前7時ごろからは堰内の排出弁を開けて直接堰内に流した。また、他の7か所のタンクの区画でも堰の排出源を開けてたまった水を流したという」「水位が上昇し、タンクへの移送が追いつかない状態という」「東京は『緊急の措置』と説明している」(10月16日、朝日新聞・夕刊)。
 「堰内にたまった水は一時貯蔵タンクに移して調べ、基準値を下回ることを確認してから排出」が「決まった(決めた!)『事実』」です。「堰の排出弁を開けて直接堰外に流した」は、「決まった(決めた!)『事実』」に反する事実であり、更にそれが「水位が上昇し、タンクへの移送が追いつかない状態という。東電は『緊急の措置』と説明している」としたら、「汚染水は、コントロールできていない」が事実になります。
 「所信表明演説」の後のコントロール問題をめぐる質問に、「汚染水は、港湾0.3㎢以内にコントロールされている」と首相は答えました。この「答え」は事実です。台風26号の後、そして東電がタンクを囲む堰から直接汚染水を排出した後、外洋に直接つながる排出溝で基準値以上の放射性物が検出されています。「一方、外洋に直接つながる排水溝では、16日午前採取した水からは放射性ストロンチウムなどベータ線を出す物質が1リットルあたり1,400ベクレル検出された。東電は排出溝周辺の地表にたまっていた放射性物質が流れ込んだとみる」(10月18日、朝日新聞)。排出の「基準」は、セシウム134、137、ストロンチウム90が1リットルあたり50ベクレルでした。根拠は、その水を毎日2リットル飲んだとしても、年間の基準1ミリシーベルトを超えないからでした。しかし、直接排出された汚染水の放射性物質は、1リットルあたり1,400ベクレルです。毎日2リットル飲んだとして基準の28倍の28ミリシーベルトの汚染水が「緊急の措置」で排出されました。量は不明です。汚染水はコントロールされていないのです。
 広島、巨人のクライマックスシリーズ、2戦目は、巨人の新人投手のコントロールが冴えて0点に封じ日本シリーズ進出に王手をかけました。
日本の首相は、「汚染水をコントロールできている」と、世界に向かって公言した「事実」にちゃっかり口を閉ざしてコントロールし、コントロールできない汚染水が漏れ続けています。
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