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小さな手大きな手

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2015年04月01週
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今年も、子どもたち(新5年生以上)とワークキャンプで訪れた淡路島では、行く先々の山々で、ヤマザクラが開花し、山の光景を盛り上げていました。山の早春は冬とは違って全体がが淡い色合いに見える中で、そこだけがぽつんと浮き出して見えるとすれば、それが開花しはじめたヤマザクラです。ヤマザクラは、葉っぱも同時に開き始める為、ソメイヨシノの白とは違って、少し桃色に見えるのが特徴です。
 ヤマザクラが、淡路島の行く先々の山々に点在して見えるのはなぜか?
 「ソメイヨシノとは違い、実を結ぶヤマザクラは、消化しなかった種が鳥たちによって、数千、数万と運ばれたうちの一粒が芽を出して開花する」と、キャンプの解散式であいさつするのが「恒例」になっています。淡路島のヤマザクラのことは、ワークキャンプの参加を呼び掛ける文章にも必ず書くくらい、「自慢」に思っています。
 自慢の淡路のヤマザクラは、今年も変わりませんでしたが、海のワカメはすっかり影をひそめていました。淡路島のワークキャンプ(洲本市平安浦安乎)では、キャンプ場(平安荘)のすぐそこの海の砂浜をぶらぶら歩きます。いつの頃か、その砂浜に続く岩場の海岸の中にワカメが育っているのに気付きました。そして、メカブごと採取したワカメは夕食の欠かせない食材に加わることになりました。こげ茶色のワカメが熱湯をかけることで鮮やかな緑色に変化する不思議に、中でも初参加の新5年生が驚くのです。昨年のキャンプでは、岩場はもちろん、波打ちぎわに沈められているコンクリートブロックなど、海藻が育ちそうなあらゆる場所で、ワカメが育ち波にゆれていました。そのワカメが、今年はほぼ完全に姿を消していたのです。
 打ち寄せる波の砂場を歩くのが好きです。波と遊んでいて、足がぬれてしまった子どもたちは、水はまだ冷たいにもかかわらず、その日(3月30日)のぽかぽか陽気にさそわれ、衣服のまま海に飛び込んだりしていました。
 打ち寄せる波の砂浜を歩くのが好きです。中でも大好きなのが、人間たちの生活の様子の発見がおもしろいことで、打ち寄せられている種々雑多なモノたちからそれが見えます。
 そんなモノたちの中から見つけて「宝物」にしているのが、漁業用のブイです。形や色、そして働いた経歴も違うブイは、更に波に洗われて、そこの砂浜に打ち上げられ、砂浜のゴミの中にすこんとすわっている様子も大好きです。その「経歴」の一つが、残っているロープで、がっしりした結び目から、海の働き人たちの「手の術」をかいま見ることができます。
 持ち帰った、宝物のブイの一つが沖縄県今帰仁の砂浜で見つけた、ネットで包まれたガラス製です。中越沖地震の後に刈羽村の側にできたすき間から入り込んだ原子力発電所の敷地の砂浜で見つけたのが、乳白色の樹脂製のブイです。金属製のブイを見つけたこともあります(このブイは、20年前の兵庫県南部大地震の後、訪れた沖縄の米軍基地キャンプフォスターに「手引き」して入れてくれた従軍牧師が、同じ「ブイ愛好家」であることを知って、プレゼントしました)。
 早春、3月末のキャンプの、夜の平安荘は冷え込みます。「ずっと起きている!」と宣言したわりには早めに寝静まったキャンプ場は静かです。持ち込んだストーブにマキをくべて火が燃える時の音と、たまに国道を走る車の音が聞こえる以外は静かな夜のキャンプ場です。22〜25日に沖縄に行く前後からたまっていた「福島民報」を順にめくり、気になる記事の部分を抜き取ったりしていました。そして見つけたどうも気になる記事の一つが「レベル5以下評価公表せず/規制委方針」です。内容は「原子力規制委員会は18日(3月)、東京電力福島第一原発で発生した汚染水漏れなどのトラブルに関し、レベル7(深刻な事故)からレベル0(尺度未満)まで8段階ある国際的な事故評価尺度(INES)のうち、レベル5(広範囲な影響を伴う事故)以下は評価を公表しないと決めた」です。(3月19日、福島民報)。国際原子力機関(IAEA)が定めた原子力(発電所など)事故の程度を示す尺度が「国際評価尺度(INES)」で、チェルノブイリや東電福島の事故がレベル7の「暴走事故」です。レベル5は「冷却材喪失事故」「炉心溶融事故」で、「間一髪」暴走事故をまぬがれた重大事故です。そんな重大事故であっても、「評価は公表しないと決めた」のだそうです。理由は「田中俊一委員長(福島市出身)は、同日の記者会見で『評価が独り歩きし、国際的な不安をもたらすことがある』と説明。トラブルの発生自体は従来通り公表する」からだそうです。東電福島のような取り返しのつかない事故が起こってしまったことに、かけらでも重い責任の自覚・感覚があるなら、原子力発電所の稼働・事故の事実は全て余すところなく、公表すること以外あり得ないはずです(これらのことについての考察は、“じしんなんかにまけないぞ!こうほう”379)。
 で、「こんな連中を誰がどう処罰するのだろう」などと思いながら、やっと午前2時ころにシュラフにもぐりこんだ時の足先は冷え込んでいて、なかなか眠れませんでした。
 力づくで押し進められる辺野古新基地建設と闘っている沖縄の人たちに、「遠くから心を寄せています」ぐらいしか言えないのが情けなく、更に眠れなくて書いたのが、以下の文章です。

聞こえてきます
聞こえています
聞こえます
太古の海からの うねりが
私をゆさぶる
憤り

聞こえてきます
聞こえています
聞こえます
葉っぱたちの ざわめきが
世界をゆるがす
危機

聞こえてきます
聞こえています
聞こえます
鳥たちの さえずりが
子どもたちの歌う
未来

  (オキナワ.2015年3月)



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