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小さな手大きな手

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2014年11月05週
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 伏原町の幼稚園の畑で、冬の間も元気なのは、9月に2,000本を超える花を阪急電車添いに咲かせたひがんばなです。枯れた花が消えたと思う間もなく、地面を突き破るようにして、濃い緑のとんがった葉っぱをびっしり伸ばして冬を越し、春を越していつの間にか枯れ、9月になると黄緑色の芽を出したかと思うと、あれよあれよという間に茎を伸ばし、真っ赤な花を咲かせるのがひがんばなです。水仙が畑の北側にずらっと濃い緑の葉っぱを伸ばしています。たくさんの葉っぱのわりにはちょっと花が少なかった水仙は昨年あたりから目立って増えています。幼稚園の畑のどこにでも、細い、中には極細の葉っぱを伸ばしているのがのびるです。のびるの酢味噌あえが格別の風味で、“のびる焼き”というものがおいしく食べられることに味をしめ、幼稚園の畑ののびるは、ただの雑草ではなくなりました。おいしいのです。ひがんばな、水仙、そしてのびるが幼稚園の畑で冬でも緑の葉っぱで元気です。
 暑い夏に、手入れをほとんどしなくても毎年元気なのが、ひまわりと青じそです。いつの頃からか、毎年幼稚園の畑では、数百本のひまわりと数百本の青じそが勝手に芽を出して、勝手に育っています。いいえ、花を咲かせ種をふくらませて、地面に落ち、耕した時に、その一部が、たまたま浅すぎず、深すぎずぐらいに地面にもぐって、奇跡のように芽を出すのです。毎年、ひまわりと1年を分け合っているのがたまねぎ、青じそと分け合っているのがチューリップです。勝手にとはいかないチューリップの球根を300個、たまねぎの苗を300本、幼稚園の畑に植えるのは、年が明けて4月になると、白の帽子と緑の帽子をかぶることになる、現在、ピンクと黄色の帽子が似合っている“年少”の子どもたちです。その“年少”の子どもたちが、たまねぎの苗を植える日に、幼稚園の畑で、たった4株の落花生のうちの3本を掘りました。幼稚園の畑に落花生を登場させてくれたのは、管理の行き届かない畑の様子を見るに見かねた、元阪急電車のFさんでした。野菜作りに通じているFさんが、“落花生の不思議”を子どもたちに見せたい願いで育てた落花生は、一株が畳一枚分くらいにつるを伸ばし、たくさんの黄色い花を咲かせていました。「もういい!」と声を掛けてくださる頃、端からくわを深く入れ、広がったつるを巻き取るように掘ると地面の中から続々と「ピーナッツ」が現れて、子どもたちはびっくりします。黄色に咲いた花が、花が終わる頃に、“花の首”を伸ばして地面に落ちて、地面にもぐって、ピーナッツを育てていたのです。
 今年の幼稚園の畑のニューフェイスは、畑のお世話をしてくださっているお母さんたちの“小さなハーブ園”と綿、そしてジャンボかぼちゃです。綿は篠山市の前川教育長の部屋で見つけたのをゆずってもらいました。ジャンボかぼちゃは、篠山市後川のIさんにゆずってもらった苗のうちの1本です。綿は、種の扱いを迷っているうちに時期を逃しましたが、遅ればせながら芽を出したのを、遅ればせながらジャガイモの終わった畑に移したところ、それは見事に、すくすく伸びて枝を広げ、花を咲かせて実をふくらませ、真っ白の綿をはじき出しました。残念ながら時期を逃した為、大きく実をふくらませ、大きく綿をはじき出すという訳にはいきませんでした。(同じように、時期外れに種をまいた、篠山市後川の綿はなんとか芽を出したものの、大きくは育たず、花を咲かせようとした時には気温が下がっていて、ほんの少しだけが咲いて、ほんの少しだけが小さな実になってほんの少し綿をはじき出しています)。畑の西側の、そこだけ草を刈り取って植えたジャンボかぼちゃの苗は、再び草が伸びるのと合わせるように勢いよくつるを伸ばしていました。そしてどちからというと、草に埋もれているジャンボかぼちゃのことは、なんとなく花をさかせているなぐらいの“関心度”で扱われていました。ところが、つるも葉っぱも枯れ始める頃になって、そのつると葉っぱ、雑草に隠れ、文字通り巨大な2個のジャンボかぼちゃに育っていたのです。つるんとすべってつかみにくい2個のジャンボかぼちゃの重さは、それぞれ約20キログラムでした。
 幼稚園の畑の真ん中を占めているのが、今はいちごです。いちごが終わると、さつまいもです。「いちごとさつまいもの輪作は、どっちにとってもいいのですよ!」と、“京大農学部卒”の保護者Kさんの説のとおり、幼稚園の畑は毎年いいいちごと、いいさつまいもを産出するのです。いずれも、400本(株)分の苗を植えるための畑作業には、たくさんのお母さんやお父さんが1時間余り、くわを振って汗を流します。30年近く使っているくわは、先端がまんまるで切れ味も悪くなってしまっています。昔、くわが主力だった農村には、必ず一軒“村の鍛冶屋”があって、冬の間の仕事の一つが、農家から預かったくわの先端に鋼を溶接し直して“再生”させることでした。“村の鍛冶屋”が消滅した日本で、くわだけで畑を耕しているのは西宮公同幼稚園くらいかもしれません。くわはホームセンターでも入手できますが、軽いステンレス製に変っていて、足で踏むと曲ってしまう“使い捨て”です。(風の便りで“鍛冶屋情報”が入ってきており、古い重い頑丈な、先端が丸くなった幼稚園のくわの“再生”をめざしています)。
 幼稚園の畑では、お世話をしてくださっているお母さんたちが、毎年少しの“夏野菜”と“冬野菜”を育てています。野菜は子育てそのものくらい手がかかります。で、手入れが間に合わなくなったりしますが、ほんの少し、ほんの一口、子どもたちは本物の“旬”を味わっています。冬野菜の“葉もの”は年を越して春になってもそのままで、芽を出して菜の花が咲くころにはそこで蝶たちが飛び回るのです。
(この項、続く)


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