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小さな手大きな手

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2014年02月01週
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沖縄の名護市の市長を選ぶのに、政府・自民党は、新基地(辺野古)建設を推進する候補者を応援する為、500億の資金の提供を約束しました。500億を名護の人たちにちらつかせ、新基地建設に賛成するよう迫ったのです。昨年末に知事が、新基地建設に同意した時に、約束したのは3,000億円でした。そんな沖縄のことを、元国務省のケヴィン・メアが「沖縄はゆすりの名人」と口にしたりしました。もし、「ゆすりの名人」がどこかにいるとしたら、今、西宮でも最近あっちこっちでぶつかる道路工事などのすべては、どこからか流れてくる仕事にたくさんの「ゆすりの名人」が群がっているはずです。ゆすらせる側と、ゆする側との利害をつないでいるのが、“金”で、それはそれはたくさんの「ゆすりの名人」を生み出しているのです。
名護市では、ちらつかせた500億にもかかわらず、新基地に反対する市長を市民が選びました。政府・自民党はちらつかせた500億円の約束を、さっさと引っ込めてしまい、更に、市長選挙の翌日に新基地を有無を言わせず建設するぞと言わんばかりに、建設の為の事前工事の入札を決定しました。それは、どんな無理難題であっても、力づくで押し通せるのだと言うことをまざまざと見せつける、そのことの意思表示でもありました。
2003年に、知名定男の民謡(沖縄)酒場で、新しく結成されたNENES(ネーネーズ)の歌を聞いて、その時に歌っていた「万国津梁の詩」のCD「美らうた(ちゅらうた)」を購入しました。西宮に帰って、その「美らうた」の「万国津梁の詩」などを何気なく聞いていて、たまたま居合わせた、沖縄の人に、沖縄の人たちにとってのその意味を教えてもらうことになりました。沖縄の人たちは「万国津梁」を沖縄県(島々)が、万国(世界)をつなぐ架橋として理解し、そのことと、その言葉を大切にしてきた、ということでした。
沖縄では、沖縄島の連なりを、奄美から八重山諸島までを一体としてとらえ、琉球弧と呼ぶことがあります。琉球弧で生きる人たちにとって島々は生きてつながっていることの強い自覚から理解された呼称です。これもまた万国津梁なのです。そして、万国津梁の島、時には国のつながりは、東アジアのはるか南の国まで広がって、そのつながりの島々が沖縄なのです。沖縄の酒、泡盛の原料は“タイ米”です。よりによって“タイ米?”ではなく、食文化においても、万国津梁の沖縄は、東アジアの南の国から米を、自然な成り行きで受け入れてきたのだと考えられます。もちろん、東アジアの島・台湾、そして、超大国の中国との関係でも、沖縄は万国津梁の位置と関係を築いてきました。
万国津梁は、沖縄の島々と、沖縄の人たちにとって、生きてきたすべてであり、沖縄が沖縄であることのたぶん生命線でもあるはずです。沖縄が万国津梁であることの否定は、沖縄の島々と、そこで生きる人たちの存在の否定に等しいくらい、沖縄の人たちにとって重要問題です。
名護市の人たちが、新基地建設に反対の立場を選んだのは、基地が沖縄が万国津梁であることを否定してしまうことを危惧する、ぎりぎりの選択であったはずです。500億をちらつかせ、それが受け入れられなかった直後の新基地建設強行への一歩は、沖縄が沖縄であることを否定することも辞さないとする、強者・権力者の意思表示です。
同じような意思表示のもう一つのことが、「領土に関する教育の強化」「『竹島・尖閣は領土』教科書に記述」です(1月29日、朝日新聞)。「学習指導要領改定のポイント」で、尖閣諸島は「記述無し」が「・わが国固有の領土、・わが国が有効に支配し、領有権問題は存在しない」に変わります。たぶん、領有権問題が起こり得る尖閣諸島を「記述無し」としてきたのは、双方の国が共存するための「知恵」だったように思えます。国家が前面に出て主張し出した時に、引っ込みがつかなくなってしまうことを知っていた人たちの「知恵」が、「記述無し」には込められていたはずです。その「知恵」を、何より大切に、万国津梁として生きることそのものにしてきたのが、沖縄・琉球弧の島々であり、そこで生きる人たちです。その「知恵」であるはずの「記述無し」が「・わが国固有の領土、・わが国が有効に支配し、領有権問題は存在しない」になってしまう時、「知恵」を生きてきた、沖縄・琉球弧とそこで生きてきた人たちの存在の否定につながります。かつて、日本・ヤマトが繰り返してきた、それは新たな“琉球処分”(※)なのです。      

黄金の花が咲くという        あなたの生まれたその国に
噂で夢を描いたの          どんな花が咲きますか
家族を故郷、故郷に         神が与えた宝物
置いて泣き泣き、出てきたの     それはお金じゃないはずよ    

素朴で純情な人達よ         素朴で純情な人達よ
きれいな目をした人たちよ      本当の花を咲かせてね
黄金でその目を汚さないで      黄金で心を捨てないで
黄金の花はいつか散る        黄金の花はいつか散る

楽しく仕事をしてますか       素朴で純情な人達よ
寿司や納豆食べてますか       体だけはお大事に
病気のお金はありますか       黄金で心を捨てないで
悪い人には気をつけて        黄金の花はいつか散る

素朴で純情な人達よ         黄金で心を捨てないで
ことばの違う人たちよ        本当の花を咲かせてね
黄金で心を汚さないで
黄金の花はいつか散る
(「黄金の花」 NENES)

※薩摩藩による琉球支配、1879年に廃藩置県、1851年サンフランシスコ条約。
(この項続く)
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