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小さな手大きな手

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2013年10月04週
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幼稚園の庭のマキ窯で焼いて、大地震と大津波そして東電福島の事故の東北の被災地、被災者(主として福島)に、月に2回約50個のパンを届けています。パンには、その日の幼稚園の子どもたちやパンを焼いている人たちの様子を伝える写真と短い文章が添えられています。10月24日のパンには、幼稚園の畑でイチゴの苗を植えている子どもたちの様子、同封することになっていたオリーブやオリーブの塩づけのことなどになりました。

「いも掘りの終わった畑に、子どもたちはいちごの苗を植えました。大地と雨と太陽の光が、おいしいいちごを育てることを子どもたちは知っています。苗は冬の寒さに赤茶けて葉っぱの下でしっかり根っこを広げて春を待ちます。パンと一緒にオリーブの実をお届けします。幼稚園のオリーブとは別に近くの阪急ガーデンズの屋上庭園のオリーブを譲ってもらうことになりました。庭園を管理する人たちの提案で農薬を使わないで育てたオリーブに虫が集まり、どれも少しずつかじられた痕が残っていますが、味はちっとも変りません。オリーブにはたまに“ハート型”の葉っぱが見つかります。パン焼きは、粉や天然酵母の計量から始まり、こねて一次発酵、最後の計量をして形を整えますが、‘エイヤッ’のカットで同量だったりするくらいに熟達してきたパン焼き隊です。」

 幼稚園で借りている畑(津門川沿いに北に子どもたちが歩いて約15分、今津線の第3踏み切りを超えてすぐ、約300坪の畑)には、10月〜翌年5月まではイチゴ、6月〜10月まではサツマイモが交互に植えられています。畑は作物の連作を嫌ったりしますが、「イチゴとサツマイモは、うまく行くんですよ!」と、30年近く前の保護者に教えてもらって、その言葉通り、毎年おいしいイチゴとサツマイモの収穫を、子どもたちは楽しんでいます。
 イチゴもサツマイモも、苗を植える一週間程前の保護者の皆さんに協力による「畑作業」が、恒例の「行事」になっています。耕す前の畑には、一面に石灰をまきます。マキ窯パンが始まってからは、半分はパン焼きの時に発生する大量のマキの灰で間に合わせています。西宮公同幼稚園の耕すのは鍬です。全体を鍬で耕し、堆肥・肥料を入れて畝になる溝を掘ります。今年は藁(わら)を堆肥として入れることになりました。篠山市後川で、子どもたちが稲刈りをして、持ち帰った時の藁です(後川を流れる羽束川が9月15日に氾濫して水をかぶった田んぼの稲の手刈りを手伝った時の分も含まれている)。肥料は、油かすと乾燥鶏ふんです。仕上げは、堆肥・肥料の溝を埋めるように土を盛り上げてイチゴ(サツマイモ)の畝にする作業です。約400株分のイチゴやサツマイモを植える15本の畝が、約1時間〜1時間半で完成します。
 今、ほとんどの畑作業は(田んぼの作業も)機械です。耕耘機を使えば、約400株、15本の畝は一人で2,3時間もあれば完了するはずです。それも小型の機械で間に合います。西宮公同幼稚園の「畑作業」は、数十人が集まって、鍬を使ってする手作業です。ほとんどの人は(お父さんたちは)、1年に1度限り、鍬を振り上げる作業に息を切らせ、汗を流します。今年は、お父さんの参加が少なかったのですが、並んで鍬を振っているお父さんが働いている会社が、なんと農機具などのKであることを聞いてしまいました。そして「耕耘機にしましょう!」と声をかけられてしまいました。
 実は、鍬を使っての「畑作業」の、中でも鍬の調達が難しくなっています。鉄製の重い鍬を思い切り振り上げて、深く耕すのが基本の、道具の鍬が入手しにくくなっているのです。その鍬も使っていると刃先がなまってきます。雪が積もる田舎の冬、村の鍛冶屋(小さな村にも鍛冶屋があった)の仕事の一つが、鍬の刃先の付け直しでした。刃先のなまった鍬に鉄片を溶接して、再生させるのです。今、そんな鍛冶屋は西宮はもちろん、日本のどこを捜しても見つからなくて、鍬も使い捨てです。西宮公同幼稚園で使っている鍬の半分は、刃先がまんまるですから、振り下ろした時の切れ味も悪くなっています。最近、ホームセンターなどで入手できる鍬は、薄っぺらくて軽いステンレス製です。最初から使い捨ての鍬なのです。
 今のところ、幼稚園の「畑作業」を耕耘機でする予定はありません。幼稚園の畑にイチゴやサツマイモの苗を植える時、子どもたちは大地、雨、太陽の光、寒い冬に根っこを広げて待つ時間、そして子どもたちの願い(祈り)によっておいしい実を結ぶことを知っています。そんな子どもたちの願い(祈り)が少なからず確信になるには、可能な限りの人たちが集まって、息を切らし、汗を流すもう一人の仲間が必要なのです。
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