昔々ある国に、「・・・カイカク、カイカク」と、なんでもカイカクの殿さまがいました。殿さまの名前は“コイズミ”です。
コイズミは、“フン、ソウ、ネ、カイカク”とか“ドウモ、コウモ、イイネ、カイカク”とか言うだけで、その国のほとんどのことは“カンリョウ”が決めていました。
カンリョウが「景気が悪い、カイカク」「景気対策、カイカク」で大騒ぎすると、“フン、ソウ、ネ、カイカク”“ドウモ、コウモ、イイネ、カイカク”で借金のしまくり、国の借金は、どんどんどんどん増え続けるのでした。
他でもない、殿さまのコイズミが“ラチヒガイシャ”のことを認め、カンリョウに「キタに行ってショウグンサマに会え」と言われやっと出掛け、“キタもショウグンサマも大悪党”カイカクカイカクの大合唱を、テをかえシナを変えあおりたてるのでした。
そのようにして、景気が悪い、カイカク、景気対策、カイカク、どこもここも危ない、カイカクの大騒ぎになっている間に、カンリョウが準備した“周辺事態法”、“有事法制”、“武力攻撃事態法案”(注)、“盗聴法”、“君が代、日の丸”などの法律がどんどん決まって行くのでした。ついでに「教育基本法“改正”」「憲法“改正”」などにもカイカクの嵐が吹きまくっています。
殿さまのコイズミは、遠い遠い国を戦争でカイカクするのが大好きな王さま“ブッシュ”と友だちであるのが自慢でした。ブッシュが遠い遠いくにのアフガニスタンやイラクにカイカクの戦争を仕掛けると、誰よりも早く賛成し少しばかりの援軍を送ったりします。で、王さまブッシュが自分の国の足下のカイカクを怠り、ハリケーンの大変な被害に慌てふためいているのも知らんぷりで、ユウセイカイカク選挙で国を挙げ大騒ぎしています。
そのユウセイカイカクで反対の仲間には“シカク”を送り、言いたい放題のやりたい放題です。で、国民も一緒になってカイカクカイカクで浮かれ、コイズミの殿さまとカンリョウは、いつまでも安泰でいつまでも好き放題をし続けるのでした。
メデタシ、メデタシ。
(注)武力攻撃事態法案
※ 「武力攻撃のおそれのある場合」「武力攻撃が予測される事態」を有事に含める。
※ 国民の自由と権利の制限。
※ 国民は「必要な協力をするよう努める」。
※ 政府の「対処基本方針」の作成。
※ 緊急時の「対処基本方針」国会承認前の防衛出動発令。
※ 首相を長とする「対策本部」の設置。
※ 首相への地方自治体、指定公共機関に対する指示権・代執行権の付与。
※ 国民保護法制・米軍支援法制の整備。
※ テロ・不審船に対しては必要な施策を講じる。
[バックナンバーを表示する]