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小さな手大きな手

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2015年12月02週
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 子どもの頃の田舎(富山県氷見市)の冬は、12月から翌年の2月まで山も里も白い雪に覆われていました。豊かではなかった田舎の子どもたちは、その雪の世界をそれなりに存分に楽しんでいました。年長の子どもたちが、竹を割り板に張りつけて大小のスキーをそれはそれは見事に手作りするのを、年少の子どもたちはその技術にあこがれていました。エッジのきいていないスキー板ですから、ターンはやさしくはありませんでしたが、それはそれで田舎の子どもたちは使いこなしていたのです。スキーとは別に、大型のソリを持ち出し、斜面の雪を踏み固め、そり遊びも楽しんでいました。陽が傾き、気温が下がってくると、雪が凍りソリは猛スピードで斜面をすべるようになると、子どもたちはますます夢中になるのでした。そして、遊び疲れた体を雪の上に投げ出し、真っ白の雪が夕陽色に染まって行くのを飽きずにながめているのでした。
 そんな雪の世界で遊ぶ子どもたちの手や足は、しもやけでふくらんだり、あかぎれになったりして、時にはそれが傷になって化膿してしまうということもありましたが、それでも雪国の子どもたちはめげずに遊ぶのです。
 そんなふうに、冬の寒さと雪の中で過ごす子ども時代でしたが、10年程以上前から、ちょっとした寒さが身にこたえるようになりました。ちょっとした寒さで、短時間で手足の指先は血行が悪くなって感覚がなくなり、耳はしもやけになってしまうのです。そんな訳で、寒くなると、外での生活の多い子どもたちとの遊びも、朝のうちのなわとびは別にして、手を抜くことになってしまいます。で、あっという間に耳はしもやけになる為、耳あては欠かせないのです。
 6日~10日の沖縄では、朝5時頃から午後4時頃まで、外で過ごします。西宮の12月だったら、たちまち耳がしもやけになってしまいますが、沖縄では全く無事なのです。平均気温が10度以上は高いのですから当然です。で、11月から3月までは、沖縄を軸に過ごすのが、体調としてはぴったりであるように思っています。


被災者生活支援・長田センター運営委員会 様

 本日予定されている、被災者生活支援・長田センター運営委員会(以下長田センター)には、6日~10日にかけ辺野古新基地建設反対の現地座り込みに参加しているため、欠席とさせていただきます。
 この辺野古新基地建設反対の闘い、そして現地での座り込みは、兵庫教区が、兵庫県南部大地震と、そのことを発端に、長田センターを設立し活動してきたことと根底においてつながっている問題であり、理解を深めると同時に、具体的活動も検討していただくよう、お願いいたします。
 兵庫教区が被災の体験を長田センターの活動へとつないで行くにあたって明らかにした「告白」と「祈り」は、自然の営みの中で生きる人間について、自然の営みに謙虚であるべきことを、告白、祈りの言葉にしています。
 辺野古新基地建設反対は、沖縄の人たちの、決して戦争を繰り返してはならないという強い意志に根ざしていますが、その意志は、平和な島の自然を、明日を生きる子どもたちに残したいという強い意志と表裏一体となっています。即ち、辺野古新基地建設によって破壊される(現に今も、工事の強行によって破壊されている)大浦湾の自然を守ることです。辺野古キャンプシュワブ前の現地では、そのことを強く意志表示する言葉であふれています。
 そうであるとするなら、そして兵庫教区の被災の体験が、自然の営みと謙虚であるべきことを、告白そして祈りの言葉としているなら、沖縄の人たちの自然を守るための闘いでもある、辺野古新基地建設反対の座り込みは、長田センターの課題としてその働きと連動していることにもなります。たとえば、今年度も実施が検討されている東北での「よもぎもちもちつき隊」が、その名と、その名に値するとすれば、今まで自然の営みに謙虚でありたいという強い意志によって実施されてきたことを忘れてはならないように思えます。
 「沖縄の人たちの、平和への希求、2度と戦争(沖縄戦に象徴される)の惨禍を引き起こしてはならない」と「自然を守れ」は、表裏一体である時、長田センターの課題や働きが、その意味でも、深く根底においてそのこととつながっているのは明らかです。
 以下、辺野古新基地建設に反対する沖縄の人たちの「平和を守れ」「自然を守れ」(より具体的には、海を守れ、大浦湾を守れなど)の座り込みが、常により緊急事態の中で実施されていることを、2月から毎月参加させていただいた経緯をもとに、報告させていただきます。
 沖縄の人たちの辺野古新基地建設反対の「平和を守れ」「自然を守れ」の闘いは、昨年7月、工事が着工されてから、工事車両が米軍基地キャンプシュワブに入ることを、基地ゲート前に座り込み、「実力」阻止する形で進められてきました。しかしそれは、圧倒的な力でねじふせられてきましたが、非暴力で座り込む強い意志による闘いは、共感する人たちの輪を広げ、沖縄の人たちの中からも、日本全国からも参加する人たちが絶えず、そして広がってきました。共感する人たちの輪を広げる何よりの原動力となってきたのが、「揺さぶられ、潰され」「引きずられ倒れても」も、非暴力を貫いてきたからです。非暴力とはいえ、ただ無防備ではなく、集まった人たちが渾身の力で腕を組んで座り込むとき、排除する力がどんなに強くても、たとえ勝てはしなくても、負けはしないことを、辺野古の現場に身を置くことによって少しずつ理解してきたように思えます。
 そして更に、沖縄の人たちのその闘いに共感することになるのは、そうして渾身の力で腕を組み座り込むことが「平和を守り」「自然を守る」力になることを信じていることです。
 今、その沖縄の人たちの非暴力で、しかし渾身の力で腕を組み工事車両などの前に座り込む闘いが、より大きな力(加わった警視庁機動隊)によって力ずくで踏みにじられようとし、日毎にその力が強くなっている、それが辺野古の現場です。
 遠くから、いつかではなく、「平和を守る」「自然を守る」沖縄辺野古の座り込みの現場に、今日、今、一人でも多くの人たちが加わることを、沖縄の人たちは呼びかけています。

2015年12月9日
菅澤 邦明

 尚、この文書は、長田センターと合わせ、兵庫教区常置委員会、沖縄交流委員会、震災特設委員会にも提出させていただきました。

 辺野古新基地反対の座り込みは、11月から警視庁の機動隊員約300人が派遣され、けが人、逮捕者が続出しています。座り込んでスクラムを組んでいる人たちを“規制”する際にも東京警視庁は“てめえら、手をはなしやがれ!”などと声高で、手荒です。そうして毎日毎日規制に狩り出されている警視庁機動隊員から、“なんで警視庁だけなんだ!”という声もあがっているのだそうです(大阪府警も出せ!という意味か)。命令で、声高で手荒に大義も名分もない規制を、毎日毎日繰り返す以外にないとしたら、そんなことがうれしいはずはないはずです。座り込む人たちが、300人を超える“水曜日”は機動隊は規制に出動しません。声高にでなく、手荒でもなく過ごせる水曜日は、たぶん彼らの“休養日”なのです。水曜日以外の100人前後の座り込みは、警視庁の300人が加わった機動隊に、15~20分で蹴散らされてしまいます。そうして蹴散らす機動隊員に口にできるような大義も名分もないとすれば、沖縄の人たちが言うように、500日を超える座り込みで“追い詰められている”のは、国・政府であるはずです。 

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