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小さな手大きな手

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2017年05月02週
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幼稚園の畑で、たくさん芽を出して育っているのが、ひまわりです。前の年に花を咲かせ、落ちた種が芽を出すのです。と言っても、畑は玉ねぎを植えるため、一旦は耕していますから、ひっくり返された土の中から、ほど良い深さに土の中に潜り込んで、そして芽を出したひまわりです。そのひまわりですが、ただ前の年ではなく、前の年のその前の年、また、その前の年、10年以上も前に、“大輪一輪咲き”市販の種を蒔いて、芽を出し育ち、花を咲かせたひまわりが言わば“自然”に毎年、幼稚園の畑では花を咲かせているのです。今では、そのひまわりも“野生化”し、“大輪一輪咲き”ではなく、そのままにしおくと、いっぱいの枝を伸ばし、更にその枝からも枝を伸ばし、という具合に一本のひまわりから、20〜30の花を、しかも2〜3か月にわたって花を咲かせます。幼稚園の畑では、真ん中の1本だけを残したひまわりは、あれよ、あれよ、という間に、子どもたちの背丈を超え、5〜6メートルの高さまで背を伸ばし、子どもたちを驚かせます。
 そんな幼稚園のひまわりを、毎年、津門川沿いの“植栽帯”に移植しています。先日も、約20本ほどを移植しました。植栽帯では、4月に子どもたちと蒔いた種が“大輪一輪咲き”も10本ほど芽を出していますが、こちらは今のところ4枚の葉っぱが出たところです。
 「ひまわり」(荒井真紀、金の星社)は、一輪のひまわりが、見る人によっては「宇宙」そのものであることを、それはそれは見事に描きました。たった一輪のひまわりが、実は壮大な宇宙と何一つ変わらない生きものとしての営みをしているのです。
 「たんぽぽ」(甲斐信枝、金の星社)は、小さな小さなたんぽぽが、それがどんなに強大な世界であったとしても、かけがえのない世界の中心であることを、それを徹底して見つめることによって描いた“たんぽぽ”の「宇宙」の絵本です。
 兵庫県立美術館で、5月7日(日)まで開催されている「新宮晋の宇宙船」は、3月に卒園した子どもたちも、新しく年長になった子どもたちも、4月に直接そこに足を運んでくださった、作者・新宮晋さんの案内で、特別の場所の特別の時間になりました。中でも、作品“雲の階段”の下で、作者の新宮晋さんと寝っ転がって過ごしたりするのは、作者がそこにいらっしゃったからこそ、美術館の人たちも“大目”に見ることになりました。
 その新宮晋さんの絵本の中でも、森が、森の木が、森の生きものたちが、光によって影を作り、歌い、たたずむ様子を存分に楽しむ“三次元”の世界になって子どもたちを楽しませてくれるのが「ちいさなふしぎな森」(BL出版)です。この絵本で繰り広げられる世界は、“ふしぎ”ではあるのですが、しかし、作為的なそれではなく、小さなもの、そして自然が本来持っている自然の生きた姿を決して脅かすことなく、読者である子どもたちを、自然にその世界に導き入れる力を持っているという意味で、「ちいさなふしぎな森」の“ふしぎな”絵本なのです。
 「ちいさなふしぎな森」は、幼稚園の事務所でも取り扱っています。(3,500円)。
この「ぶんこだより」には、「絵本のある パスタ・エ・カフェ・シオサイ/PASTA e CAFE SHIOSAI」の「シオサイニュース」のページも挟み込まれていますが、シオサイには、西宮公同幼稚園の選ぶ100冊の絵本のコーナーがあり、子どもたちと座って絵本を楽しむこともできます。また、それらの絵本の購入もできることにもなっています。
 以下、今月、子どもたちと楽しんで頂きたい絵本を、シオサイのそのコーナーのものを含め紹介します。
 子どもたというものは、その存在が自由で、世界が子どもたちの自由を保証していることを疑うことをしません。3歳ぐらいになった子どもたちは、もし外の世界に連れ出されたとき、どんな大人たちの予測も振り切って、駆け出してしまいます。その時に、駆け出していく方向、相手を予測することは不可能です。その時の、子どもたちの自由を保証するとしたら、予測不可能な世界の広がるところまで大人が見守るよりありません。もちろん、そんなことは不可能ですから、大人は安全と称し、時には大人の都合で、子どもたちの世界を狭くしてしまいます。
 「どろんこハリー」(文:ジーン・ジオン、絵:マーガレット・ブロイ・グレアム、福音館書店)、「どろんここぶた」(文:アーノルド・ローベル、文化出版局)は、子どもたちが何よりも願っている「自由な世界」を、犬のハリー、こぶたで描きました。大人の世界の常識を破って行く、犬のハリーとこぶたに、子どもたちは圧倒的に共感します。それは大人の常識の中で生きる子どもたちには、多くは許されない世界です。犬のハリーも、こぶたもそんな世界の壁を破って行きます。しかしそこは、「危険」もいっぱい待ち受けている世界でもあります。「どろんこハリー」の作者も「どろんここぶた」の作者も、そこは危険な世界に飛び出していく“子ども”たちを、見守る人たちの配慮も忘れることはありません。そして、自由と冒険の後で、犬のハリーにもこぶたにも、帰る場所があって、待っている人もいるのです。
 「わたしとあそんで」(マリー・ホール・エッツ、福音館書店)、「100まんびきのねこ」(ワンダ・ガアグ:文、絵、福音館書店)は、当たり前のありふれた人間の営みの小さな願いが、引き金となって広がる物語の世界です。当たり前のありふれた私が、願えば実現しなくはない世界、実現していることはささやかなことかもしれませんが、その小さな世界は、人間の中に人間が広げることが決して不可能ではない「ちいさなふしぎな森(宇宙)」そのものなのです。 height=1
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