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小さな手大きな手

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2018年07月05週
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(前週よりの続き)
 年間の追加被曝線量は1ミリシーベルト以下でした。
 東電福島の事故は、主として福島県の多くの地域で、この線量を超えてしまいました。
 追加被曝線量の年間1ミリシーベルトを超える地域を線引きし、3つの区域に分け住民は避難することになりました。
 避難解除、住民の帰還の為にそれらの地域の除染をすることになりました。
 ここから、話が混乱することになります。
 除染したにもかかわらず、放射線量は予定通りには下がりませんでした。要するに、拭き取ったり削り取ったりでは、降り注いだ放射性物質の数値は下がらない、放射性物質の毒は、それが閉じ込められなくて、環境中に放出・降り注いでしまった時、除去はできないのです。
 その結果、除染して放射性物質の数値が下がらないのに、避難にあたっての当初の予定、約束はどこかに行ってしまって、汚染地域の避難が解除されてしまっているのが現状なのです。
 で、そこに戻っても安全なら、年間の追加被ばく線量「毎時0.23マイクロシーベルト」、年間1ミリシーベルトを「見直す」はずなのに、「見直さない」というつじつまの合わないことを、特別に疑問を持たずに、そのまま新聞記事にしてしまっていることになります。ですから、少なからずこの新聞記事を丁寧に読んだ人は、チンプンカンプンということになります。
 そんなチンプンカンプンの「事実」が、ほぼ村全体が避難して、ほぼ村全体が避難解除になった飯舘村だったりします。飯舘村は、1年前に避難解除になり、2018年4月1日に、避難していた幼、小、中学校などが、村に戻って再開されます。帰って再開された、幼・小・中学校の敷地は、徹底除染され、年間1ミリシーベルト、毎時0.23マイクロシーベルトに近い数値になっています。しかし、その敷地から十数メートルの敷地外の放射線量は、毎時1.52マイクロシーベルト、年間13ミリシーベルトを示します。そんな放射性物質は、たとえば風向き、風次第で子どもたちが過ごす敷地内に入り込んできます。
 もし、それでも、それが子どもたちが過ごす生活環境だと言えるなら、これらの数値に近いものを、「見直し」安全基準とするべきなのです。
 なのに、安全基準としての数値はそのままなのだそうです。
 たとえば、子どもたちの授業は、毎時0.23マイクロシーベルトの学校で再開されています。
 安全基準は見直されることはありません。
 安全基準は、毎時0.23マイクロシーベルトです。
 飯舘村の子どもたちが戻って生活する学校のすぐそこは、1.52マイクロシーベルトです。
 まとめると、こんな具合になります。
 降り注いだ放射能の毒で、福島県のいくつかの市町村は、全住民の避難になった。その時の放射性物質は安全基準の、毎時0.23マイクロシーベルト、1ミリシーベルトを超えていた。超えていた放射線量の数値を基に、避難区域は以下のように分類された。
 避難解除準備区域  1~20ミリシーベルト/年
 居住制限区    20~50ミリシーベルト/年以下
 帰還困難区域   50ミリシーベルト/年以上
 除染を理由に、避難が解除されることになった。当然、従来の安全基準を満たしていることが条件のはずだが、不明確なまま、飯舘村がそうであるように、多くの場合、安全基準を満たしていない。 
 だったら、実態にそって安全基準を見直した数値を示す必要がある。なぜなら、避難している人たちは戻り始めているのだから。
 しかし、現段階では安全基準を見直さない。
 なぜなら「事実上の安全基準として浸透している」から。
 事故現場の、緊急の事故対策については地元の新聞に報道さえていることを拾い上げると、以下のようになります。

・トリチウム/海洋放出への地ならしか(6月18日、以下福島民報)。
・第一原発廃炉優先を/原子力規制委員会が言及(6月21日)。
・2号機の開口作業完了/第一原発核燃料取り出しに向け(6月22日)。
・トリチウム水分離に成功/近大原発汚染水処理に期待(6月28日)。
・第一原発、2号機建屋内線量低下/初の本格調査、最大で6分の1(7月3日)。
・床、壁表面の線量測定/第一原発2号機建屋内調査継続、9日にも結果発表(7月4日)。
・作業全体の方向性提示へ(7月5日)。
・多湿で一部設備劣化/第一原発2号機建屋内、撮影画像を初公開(7月6日)。

 全国紙では、ほぼ何一つ目にすることのない内容(多くの人たちにとって、関心も関係もないと思われている)ですが、地元、福島の人たちにとって、無関心でいられないのはこの一つ一つが、日常生活とつながっていることだからです。例えば、処理不能でたまり続けるトリチウム汚染水は、東電敷地内で、およそ1000トン規模のタンクで保管、増設し続けるのは「非現実的」だと考えられていますから、そして、「近大、分離に成功」も、その処理方法が工程に上るとしても先の話でしょうから、やっぱりトリチウム汚染水は増え続けます。で「現実的」だと考えられているのが、薄めて海洋に放出することです。報道では、「『海洋放出』に向けた地ならしが始まった」となっていますが、

イ、溜め続ける、敷地内にタンクを増設し続けるのは「非現実的」
ロ、新たな処理方法らしきものが開発されなくはないが、時間がかかる
ハ、トリチウムはもともと毒性が低い
ニ、薄めれば、更に毒性は少なくなる
ホ、よって、海洋放出が「現実的」である

という、処理方法、手段しか現時点では残っていないとすれば、その線にそって事がらを一歩前に進めるよりない
まあ、こんな具合に、可能性を一つ一つ消去して行くと、海洋放出しかあり得ないことになり、あとは、地元がそれを了解しさえすればよい、ということになるので、これを「地ならし」と言うのだと思う。
(3-② 続きは次週)
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