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小さな手大きな手

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2005年12月04週
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 2~3年前から、西宮公同教会のある地域、西宮市南昭和町自治会のもちつき大会に、参加協力してきました。道具一式、もち米などの手配、当日必要な協力者の手配など、すべて応援・協力してきました。自治会の活動を担っている人たちが高齢化して、もちつき会のような集まりを実現することは難しくなっているのは、どこでも似たような状況のはずです。およそ30キロとは言え、もちつきには仕掛けがいっぱい必要です。教会・幼稚園には、年代ものの木製せいろがそろっています。40~50年前に教会の活動を担った人たちの名前が書き込まれています。石うすは4つあります。どれもこれも、“もう家ではもちつきをすることはなくなりました”と、預かるようにして幼稚園のものになった石うすです。もちつきの為には、他にきね、蒸したりお湯をわかしたりする道具も必要です。蒸すのにはコンロやカマドが必要です。で、ずっとこだわって、マキストーブを使っています。1995年1月17日の震災の後、壊れた家の“廃材”を使って、もち米を蒸すことにしてきました。工夫すれば、いろいろと使えるはずのもの(たとえば木)が、ガレキとして野焼きされてしまうのは、大地震の後のなによりも悲しい光景でした。
 10年経って、大地震の廃材がそこをついたので、教会、幼稚園、住宅などのことでお世話になっている、吉岡さんに建築現場で出てくる、端材を届けてもらってマキにしています。その吉岡さんの届けてくれるマキの多くは、輸入材だったりします。多くの一戸建ての住宅は、木材を使っていて、その大半が輸入材です。中には、100年、200年の樹齢の木も使われています。その木が、たった30~40年の寿命の住宅に使われて、簡単に廃材になってしまったりします。
 ところで、もちつきは老若男女を問わず、間違いなく人を集める力をもっています。12月23日の南昭和町のもちつき大会には、日頃そんな場所に顔を出さない中学生も何人か加わっていました。冬休みで、久しぶりに街に戻ってきたという人もいました。何よりも、高齢の人たちが、自分たちにできそうな役割を全体の中でさり気なく、しかし確実に果たしていたりもします。食べるだけではなく、そこにいる人をいろいろと参加者にしてしまうのがもちつきです。つき手ととり手が声を掛け合い、呼吸を合わせないともちはつけません。そんな時に、周囲からの掛け声の声援はとても大切です。ということで、声を出すだけの参加者もとっても大事なのです。そうして、たくさんの人が集まって、それぞれに役割を担い、少し心を高揚させるようにして実現するのがもちつきです。もちつきは人の集まりで実現する営みなのです。
 12月23日には、午前中に南昭和町でおよそ30キロのもちをついた後、道具一式をトラックに積み込んで、夕方にかけて、近くの高松公園/兵庫県立芸術文化センター前でも、およそ45キロのもちをつきました。このもちつき大会には、ずいぶんたくさんの人たちが参加しました。“もちつき応援隊”として、主力になったのは西宮公同幼稚園のお父さんお母さんたち約30名、教会、教会学校、幼稚園の先生たち約15名でした。神戸松蔭女子学院ラクロス部の学生が勝村先生と一緒に参加しました。西宮市のユネスコ協力のメンバー、西宮市の職員、芸文センターの職員、芸文センター内のレストランの従業員、地元自治会など、スタッフだけで70人を越えていました。たぶん、もちつきの魅力がこんなにたくさんの人たちをスタッフとして集めることになりました。このもちつき大会には、山田知西宮市長、芸文センターの佐渡裕監督も飛び入りで参加しました。
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