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小さな手大きな手

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2019年11月04週
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(前週よりのつづき)
 こうした、現在も続いている東電福島の事故の事実は、地元の新聞以外、ほぼ全く書きませんが、どの一つを取ってみてもそれが「重大事故」でありかつ、重大事故に「起因」することは明らかです。
 「8月25日、第一原発汚染水/集中豪雨の対策急務、タンク満水早まる懸念も」
 2重、3重の防護対策で放射性物質を閉じ込めることで成り立つ原子力発電所施設、東電福島は、事故でその機能である、圧力容器、格納容器が溶融し、厚さ1メートルのコンクリートの建物(建屋と呼ばれている)が、漏れ出した水素の爆発で「爆発」してしまいました。閉じ込められなくなったのです。更に、溶融した核燃料を、外部から水を注入して冷やし続けることとなりますが、溶けた核燃料と接触した水は、超高濃度の汚染水となり、外部に漏れ出しています。その超高濃度の汚染水は、大きくは2段階の処理で放射性物質を取り出しますが、それ自体の処理法はなく、特殊なタンクに封入して東電敷地内に仮置きされています。2段階で取り除かれたとする水には、水とは分離ができない核物質トリチウムと、完全には取り除けない核物質が残り、その汚染水が言われている「タンク」でためられています。それは既に105万トンを超え、約1000トンのタンクがほぼ1週間に1基増え続けています。こうして、ためて増え続けている汚染水、タンクが増え続けるのは「現実的ではない」として東電・国は海洋に放出することを主張し続けていますが、今まで以上の海洋・環境汚染を引き起こすことは当然のことながら、漁業者などからの合意は得られていません。9月7日、9月23日、9月25日、9月27日、9月28日、9月30日などの新聞記事は、汚染水の処理が常に、今も東電福島の重大事故であり続けることを物語っています。そして、中でも、トリチウムに関する記事は、一つには処理不能な事実・困難から目を外し、一方で提案されていることは、放射性物資と向かい合う科学・技術の本来取り組むべき、そして語るべきことから大きくはずれていることは明らかです。放射性物質に関する科学・技術の基本ははっきりしています。環境中に放出されてしまった場合、「処理・除去」は不可能であることです。問題はトリチウムだけではありません。「除去」したとされるセシウムも、濃縮されて高濃度放射性セシウムとなってカートリッジに詰め込まれ、東電福島の敷地内に「仮置き」されています。そのカートリッジも、緊急事態だからということで、「仮置き」が容認されているにすぎません。本来の放射性物質の取扱いの規定では、決してあり得ないことです。
(次週につづく)
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