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小さな手大きな手

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2021年10月02週
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(前週よりのつづき)
・9月2日 「F15が緊急着陸、嘉手納基地」
・9月3日 「PFOS放出に抗議、キャンプ瑞慶覧前、市民ら130人超」
・9月9日 「オスプレイ3機、嘉手納あら離陸横田帰還か」
・9月10日 「午前1時すぎ、オスプレイ着陸、嘉手納に米軍機」
・9月11日 「2日連続の深夜着陸、普天間飛行場、計17回」「F35B2機、嘉手納飛来、ロータリープラザ94デシベル」
・9月17日 「海軍オスプレイ嘉手納に飛来、3機8月に続き」
・9月18日 「普天間汚水、日本が処分、PFOS含有、費用9200万円分負担」「米輸送揚陸艦、うるまに寄港、『グリーン・ベイ』」
・9月19日 「深夜着陸、3日で24機、普天間、ヘリやオスプレイ」
・9月22日 「外来オスプレイ2機、嘉手納飛来、今年7回目」
・9月19日 「宜野湾と金武高濃度PFOS検出、米軍汚水疑い強まる」
・9月23日 「死刑の米兵22年で仮釈放、嘆願書に『政治の犠牲』、嘉手納幼女暴行殺害」「2米兵民間地に降下、伊江島訓練、100メートル先に工事現場」
 
「『55年嘉手納幼女暴行殺害』事件」「1955年9月4日、嘉手納村(当時)の海岸で6歳の幼女の遺体が見つかった。事件は前日発生。判決によると、米陸軍のアイザック・ハート軍曹が幼女を性的に暴行、殺害した。被害者の名前から『由美子ちゃん事件』と語られた」(沖縄タイムス、2021年9月23日、以下、「死刑の米兵22年で仮釈放」などの経緯も同紙)。
 「ハート軍曹は事件当時31歳で、嘉手納基地所属。沖縄で開かれた軍法会議で、1955年12月に死刑が言い渡された」「出身地であるケンタッキー州や隣りのテキサス州の上院議員は減刑を求めて政府に圧力をかけた。後に大統領になったジョンソン上院議員ら有力な政治家も関与し、アイゼンハワー大統領が60年、仮釈放を認める条件を付けて45年の収監に変更した」「ハート軍曹はカンザス州の刑務所に収監され、そこから米上院やフォード政権の司法長官宛てに、仮釈放か判決取り消しを求める嘆願書を送った。ある嘆願書の中では『私は米軍占領の中止を求める(沖縄の)反体制政治勢力をなだめるために犠牲になった』と主張していた」「仮釈放後は警備員の職を得て81年、57歳で結婚。84年8月6日、オハイオ州の退役軍人病院で60歳で死去した」「墓もオハイオ州にあり、墓石は従軍をたたえて米政府から贈られた。ハート軍曹は重罪の刑が確定しており、通常は対象にならないとみられる。本紙(沖縄タイムス)の問い合わせを受け、米退役軍人省は経緯を調査する意向を示した」。
 これらのことを、取り上げ報道しているのは、手元にある「沖縄タイムス」であすが、「『由美子ちゃん事件』で死刑判決を受けた米兵が、事件からわずか22年後に仮釈放されていた」ことについて、沖縄の人たちの「憤り」についても報道しています。「米軍は今も日米地位協定の中で守られている。一方の沖縄県民の人権は何も守られていない。こんな異常なことがあっていいのか』」「『私は政治の犠牲になった』と主張した。高里さんは『こうした意識が、今も米軍の中に存在し続けているのだと思う。県民を見下す米軍の体質が本当に許せない』と語気を強めた」(「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表・高さと鈴代)。「『日本政府がハート軍曹個人に責任を集約し、何の関与もしてこなかったことが腹立たしい』と憤りをあらわにする。自身は犠牲になった幼女と同い年で『もしかしたら私だったかもしれない、いつ誰に起こってもおかしくない事件と考えている。米軍関係の事件は繰り返し起こっており、野放し状態にされている』と指摘した」(沖縄女性史研究室・宮城晴美)。
 66年前の事件の後の22年後に、米国・米軍の事件に対する「減刑」「仮釈放」が、今、「県民を見下す米軍の体質が本当に許せない」「いつ誰に起こってもおかしくない事件と考えている」となるのが、沖縄であるのは、7月2日から9月23日までの、沖縄の新聞からひろい出した、米軍関係の記事・事件から、沖縄では決して過去ではない事を伝えています。
 66年前の事件「酒を飲み過ぎて覚えていなかった」で起こり、米兵の「酒を飲んで車を運転し逮捕」は、7月6日、7月20日、8月7日、8月9日、8月22日と、常態化しています。
 「沖縄県民の人権は何も守られていない」は、100デシベルを超える爆音の戦闘機の離着陸が、昼夜を問わず、ある場合は深夜を選んで、嘉手納や、より沖縄の人たちの生活する真上を、低空で普天間などで繰り返されています。どんな抗議にも一切耳を貸すことはありません。沖縄の中で、米軍基地という別世界を作り、そこでは米軍・米国・米国人としての人間として存在・人権を守ることはあっても、「沖縄県民の人権は何も守られない」のが、基地の外の沖縄です。たとえばその一つが、基地内で発生した、PFOSの汚水の敷地外への無断放出だったりします。
 そして、沖縄の空を、戦争を想定した実戦訓練の軍用機が、生活する人たちに何一つ文句なしに飛んで、時には装備品を落下させたり、米兵が目的地にパラシュートで降下したり、時には不時着したりのことが繰り返されています。日米安保・日米地位協定は、そんな場合のどんな事故・事件についても、すべて米軍・米国が主導権を持つことを容認しています。そして、それが起こるのも、米軍基地の主要部分、多くが置かれている沖縄です。

(次週へつづく)
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