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小さな手大きな手

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2021年10月05週
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「アンダーコントロールⅡ」
(2013年、IOC総会でオリンピック招致にあたってのアベ演説)

・9月14日 「県外避難3割把握できず/復興庁と県精査へ」「調査、対策徹底を要求、汚染水浄化設備破損、東電に規制委」
・9月15日 「拠点外、生活圏で除染検討/政府方針範囲設定、地元と協議へ」「第一原発2号機格納容器上ぶた/隙間に高線量確認、規制委」「英国に6人派遣、東電第一原発デブリ取り出しで」「海洋放出に根強い反対、茨城で政府説明」
・9月17日 「地下水浄化装置が一時停止、第一原発サブドレン・センサーが誤信号か」「ALPS使用済フィルター、屋内で不適切保管」「管理対象区域でコーヒー飲む、内部被ばくの危険性」
・9月19日 「劣化容器の移し替え遅れ/第一原発高線量汚泥を保管」
・9月21日 「県内11市町村PCB廃棄物処理/県外搬入先で合意難航/放射性物質の影響懸念」
・9月22日 「第一原発汚染水浄化設備/破損新たに5カ所確認」
・9月24日 「除染廃棄物の現場保管/県内5市村で搬出困難、計74カ所超、所有者の承諾に課題」
・9月28日 「新たに3か所破損、ALPS排気フィルター計32カ所に、東電発表」
・9月29日 「処理水の相談窓口設置、経産省アドバイザー派遣も」
・10月1日 「東電、第一原発の汚染水抑制」「電線管の切断終了、格納容器調査の障害」
・10月7日 「汚染水対策『不十分』福大の研究グループ発表」「準備宿泊/補助制度創設へ」
・10月12日 「処理水放出政府方針巡り、県民との対話創出、東電会長」
・10月13日 「拠点内除染94%完了、浪江町政懇、説明会始まる」「格納容器干渉物の切断完了、第一原発1号機、内部調査向け、12月以降、ロボット投入へ」
・10月14日 「処理水を海洋放出政府方針、風評払拭丁寧な説明を、原子力損害賠償・廃炉等支援機構」
・10月4日 「ALPS排気フィルター破損、200設備で追加点検へ、東電の管理体制に厳しい視線」
・10月16日 「産後、うつ増加傾向/県民健康調査検討委、放射線不安は減少」「大熊町、双葉町/避難解除見通し要望/復帰困難巡り復興庁に」

 東電福島の事故で発生する汚染水を浄化する2つの主要な設備のうち、多核種除去設備通称「ALPS」で、「使用済みフィルター」の不適切保管などの問題が起こって指摘されたり、設備の破損が見つかったりしています。どうして、「不適切な保管」や「設備の破損」が起こり、しかもその発見や手当てが遅れてしまうのか。問題は、その設備が、通常設備というものを長期に渡って稼働する場合の「点検」が難しいからです。そのすべてを難しくしているのは、稼働する設備そのものが、稼働することによって高濃度の放射性物質で汚染され、点検を拒むからです。たとえば、工学用の劇物を生産ないし処理する設備は、その対策を完全に実施することによってはじめて、稼働が可能になります。
 しかし、ALPSや、その前段階で汚染水のセシウムを除去する設備などでは、設備が稼働することが、そのまま内外を問わず設備全体を放射性物質で汚染することになります。危険だから放射性物質を除去する設備が放射性物質によって汚染され、本来は危険なものを扱う施設の場合の、必要不可欠な点検を難しくする、ないしは拒んでしまうのです。その結果の「不適切な保管」であったり「設備の破損」であったりするのです。
 9月19日の「劣化容器の移し替え遅れ/第一原発高線量汚泥を保管」の場合も、すべては扱わざるを得ないものが、放射性物質であることに起因します。「東京電力福島第一原発の汚染水処理で発生した汚泥を保管する容器の劣化が進んでいる。汚泥が発する放射線が原因で、東電は劣化容器の汚泥を別の容器に移し替えるとしているが、被ばく対策の検討や設備のトラブルへの対応のため、計画は遅れている」。新聞では汚泥発生の過程についての記述と、別に図示もされています。「汚泥は、汚染水を多核種除去設備(ALPS)で処理する過程で、汚染水に薬品を加えた際に生じた炭酸カルシウムなどの沈殿物。取り除いて特殊な容器に入れて保管している。容器は8月時点で約3840基に上る」「汚泥は強い放射線を出すため、保管を続けると容器が劣化してくる。東電は、放射線量が入っているため、浴びた線量が劣化の目安を超えた容器が5月時点で31基あると推計。新たな容器に移し替えることにした」「当初の計画では、作業手順や安全対策を確認するため、31基とは別に線量の低い汚泥が入った2基を使った作業を6月下旬に行い、8月に31基の移し替えに着手する予定だった。しかし作業員の被ばく対策を見直す必要があり、低線量汚泥の移し替え開始は1カ月以上遅れた」「その後も作業員が熱中症になったり、装置の不具合が発生したりして作業は中断。8月24日には作業現場近くで放射線量の高まりを示す警報が鳴り、排気フィルターが損傷していることが判明した。9月15日に代替フィルターを付けて再開したが、高線量汚泥の移し替えは、低線量汚泥で作業した際の放射性物質の飛散状況の検討や、手順の見直しなどを行った上で着手する方針だ」「東電は『リスクを低減させるための作業なので、速やかに進められるようにした』と説明するが、具体的な着手時期は明らかにしていない」。
 (次週につづく)

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